40話 婚約者？ ページ42
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ヨ「本当よ！嘘じゃないわ！」
姫様は腰に手を当て、頬を膨らます
ま、可愛らしさと皇女なんていう地位も着けば、男なんざいくらでも寄ってくる
ヨ「あのカン・テジュンとかいう人、度々城に来ては贈り物やら遊びに誘ったりするのよ」
『…あ、私もこの前ルシアに口説かれた』
完璧スマイルと事務的対応で追っ払ったけど
ヨ「華のように愛らしいだの、その目に射抜かれただの、ムズムズする台詞ばっかり！」
ハ「……因みにお前は？」
可笑しさで顔をピクピクさせたハクが私に聞く
『えーと、確か
貴方は清水のように清らかで、燃え上がる炎の様に華やかだ
だって』
ハ「水なのか火なのかハッキリしろ」
『ダヨネ』
クスクスと笑いが漏れる
ヨ「兎に角！私はカン・テジュンとなんか結婚しないわ！私は……私…」
ハ「『…スウォ「黙ってなさい下僕一号、二号！」……』」
だって本当の事しか言ってないもん
でも…良いなぁ。姫様にはちゃんと好きな人がいて
地の部族で同じ年頃の娘達は皆んな恋バナしてるし
……まぁ、私は孤児だしねぇ…
『…恋してみたいわぁ…』
ハ「ゴリラくらいしか居ないだろう」
『よぉし、歯ぁ食い縛れ』
連続で繰り出す足技をハクは右手で軽く捌く
ハ「へ、軽い蹴りだな」
『……うるさい！』
左足を振り上げるとハクが腕で防いだ
その瞬間に右足を回転させ、脇腹に叩き込んだ
ヨ「ケ、ケンカはダメ『こんなのケンカのウチに入りません！』そ、そう？」
ハクがよろめいた隙に左の拳を固めて顔面を狙う
が、パシッと左手を掴まれグイッと引かれた
ハ「…じゃあ、俺の婚約者って事にするか？」
『は！？』
ハクの……婚約者！？
無理無理無理！
かなり癪だけど此奴男前だし！
心臓が持たない＋女官に暗殺される
…一応…まぁ、オッさんがずっと前に許婚を地の部族で選んだて言ってたし
今は言い寄られようがどうにか出来るし
『余計なお世話だ』
ハ「…あっそ、つまんねぇの」
『あ”？』
……ちょっとでもときめいた私が馬鹿だった
ハ「じゃあルシアとテキトーに仲良くするんだな。たまには外の話を聞くのも必要だぜ」
『……ええ、そうさせて貰うから』
一言言い捨てるとハクに背を向けた
何なのよ、あの態度！
あんな奴嫌い！
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コロコロオムレツ - お久しぶりです。更新再開していこうとおもいます！ (2020年2月26日 18時) (
レス) id: cf7760df5c (このIDを非表示/違反報告)
蘇芳(プロフ) - 夢主ちゃんとハクとの絡みが好きです！更新お待ちしております。頑張ってください！ (2019年12月22日 0時) (レス) id: ec6c109e68 (このIDを非表示/違反報告)
コロコロオムレツ - こんなに沢山のコメント……！嬉しい限りです！ただ、受験勉強もあり、ペースは遅いと思います。けど！まだまだ続き書きますのでこれからもよろしくお願いします！！！ (2019年8月8日 0時) (レス) id: 1f0616d418 (このIDを非表示/違反報告)
Rex(プロフ) - 主人公とハクとの絡みがとっても大好きです！！是非とも完結まで書いて頂きたいと思いました！！更新を楽しみに待ってます(^^) (2019年8月7日 16時) (レス) id: 8ecca9012c (このIDを非表示/違反報告)
羽琉(プロフ) - 更新待ってます！！ (2019年6月21日 21時) (レス) id: d4a111688e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コロコロオムレツ | 作成日時：2019年5月5日 16時
