ぶりっ子は今日を生きる。【呪術廻戦】

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「ふぅ、行ったか…いきなりごめんね？」





「全然！寧ろ助かりました！」





「そっか。それなら良かった」







暇だったので話を聞くと、そこの辺の店で妻と娘が買い物をしてておじさんは放置されたんだとか



女子と男子の買い物って色々違うわよね〜








「女の子って買い物長いよねー。昔はちゃんとついて回ってたけど、最近は疲れて…やっぱり年かな」





「いや、女子も疲れてはいるんですよ！でもアドレナリンが出てるからどこまでも歩けるんです」





「そっかー。じゃあ僕も、やっぱり荷物持ちくらいはしてあげないといけないか」








うわー…やっぱり口が上手いわ


嫌味のない話だし、普通に楽しいし、害のなさそうな顔してるから警戒するの大変だし

絶対若い時モテてた









「いきなりAって呼ばれたときはビックリしましたけどね！」





「あはは…パッと思いついた名前がAだったから…」





「身近にいるんですか？」





「…うん。ずっと僕の心の中にいる。凄く、大切な人の名前なんだ」








あ、待って、これもしかしてデリケートな話だった？？

センシティブな話題？？


おじさんの目がとても優しい目、というか表情が優しくなりました(小並感)








「実は今日、家族皆んなで彼女のお墓参りに来てるんだ」





「おーい！！お父さん！！！」




「あ、娘達が呼んでる。それじゃね」



「アッハイ！あざっした！！」








シレッと墓参りって言った



久しぶりの東京って言ってたの本当だったのね…？？








『いたぃたぁ♡野薔薇っ♡』







A先輩っ…！

っこんの、女は！！








「おっせーよ！私ぃ、先輩待ってる間にナンパされましたけど！？」





『あらあらぁ♡男の子に声掛けられて良かったじゃなぁぃ♡』







何か……やけにスッキリした顔してるわね


そんなに快便だったわけ？

まあ冗談だけど









「何か良い事でもあったんすか？」






『ふふ♡分かるぅ？』






「分かるわよ、幸せそうな顔しちゃって」






『えへへ♡実はぁ、さっき大失恋したのぉ♡』






「はぁ？？」









トイレで？？


…仮に本当に失恋したとして、幸せそうなのはやばいわよ








『何でもなぃ♡さぁ、気を取り直してぇれっつごぅ♡』





「アンタが指揮んな！！」









そういえば“A”って名前、先輩と一緒ね




…まあ過ぎたことだしどうでも良いわ








ばいばい、幸せになれよクソ男

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