ぶりっ子は今日を生きる。【呪術廻戦】

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「…あ！そういえばちょっと前に、家の前に蝉が大量に詰められた箱があったんだけどAだよね？？」




「五条先生いじめられてんの？？？」




『ふふ♡男の子は虫好きでしょぉ？悟くんの為にぃ勇気出したのぉ♡私は怖かったぁ♡』




「嘘つかないで下さい。アンタが教室にいたムカデ素手で潰してたの知ってるんですからね」





あ、知ってる。

私も真希さんと見たことある。


あのスムーズな動きは間違いなく手練れのそれだったわ。






『むぅ♡恵ぃ、乙女心を察してぁげなきゃぁ♡』




「乙女とかおもんない冗談いいから。あれマジで何のつもりだったの？」




『ふふ♡煩かったの♡』




「え」





『朝からずっと私の部屋の前で鳴いててぇ、煩かったの♡』




「笑顔で言わないで下さいよ怖いな」





「A先輩！蝉って地上に出て少ししか生きれないんですよ！？その短い命の中で一生懸命声を、」




『1人で泣くより皆んなで身を寄せ合って大合唱しながら死ねるんだもの♡幸せでしょぅ？』




「待ってごめん五条先生、俺先輩のこと甘く見てた」




「私も」




「俺も」




あまりに酷すぎる。

五条先生に嫌がらせとかならまだ性格悪いで済ませられるのに。






「あははは、僕らもそういう時があったよー！あ、Aそこの鳥焼けてる」






ナチュラルにマウント取られた…？？


…もうそこに突っ込むのやめよう。









「まぁ結局、なんだかんだ先生ら仲良いよね…あ！付き合うとかなかったん？」








虎杖ぃぃぃぃぃぃいいいテメェ…！！(良いぞもっとやれ)








「はぁ？！僕とAがっ！？？」




「思ってたより動揺しますね」




「いや！ないでしょ！」




「でも先生たちの代さ、男2人と女2人でなんとなくきりが良いじゃん？」




『じゃぁ悠仁も男２人と女1人でぇ、きりが良いから3Pするのぉ？』




「しねぇよ！！？何その理屈！？！」








「…例えばさ、傑とAが付き合ったらどうなる？」



「夏油先生がストレスで死ぬ」



「僕と硝子が付き合ったら？」



「圧倒的女王政権の前に五条さんが平伏す」



「逆に僕とAが付き合うと？」



「喧嘩して仲直りに10年かかりそうね」



「じゃあ最後！傑と硝子は？」



『初日で硝子ちゃんに「サシで話すと夏油クソつまんねぇな、タバコ吸ってくるわ。着いてくんなよ」って言われて終わる』




「つまりそういうこと！！」





全面的に夏油がボロクソ言われてて笑う。

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