ぶりっ子は今日を生きる。【呪術廻戦】

【夏油　傑】 ページ30

『あらぁ♡2人共大きくなったわねぇ♡』





Aを連れて、美々子と菜々子のマンションに訪れた。

今はここで二人暮らしをさせている。

勿論、セキュリティの高い高層マンションを選んでいる。





「あー！A様だ！」



「いらっしゃいませ」





とてもとても不本意ではあるけど、２人はAの事が好きで良く懐いている。


そりゃ、命の恩人だから仕方ないけどさ。

よりによってこの珍獣を…ねぇ？






『２人は学校に行ってるのぉ？』



「？行ってないですよー」



『ふふ♡制服なのは傑くんの性癖かぁ♡この犯罪者めっ♡』



「もう帰る？？？」





２人の前で何言ってんだこのドブカス。



私が制服着せたじゃないから。

この年頃の娘はJKに憧れるんだよ、多分。






「久しぶりにA様に会ったけど、やっぱりお綺麗ですね！」




「本当に可愛い」




「うぁ…菜々子…美々子…」




「もう！そんな顔して！夏油様も思ってるでしょ！？」




「…いやぁ………………………まあ」




『私もぉ傑くんの顔好きよぉ♡チベスナみたぃでぇ♡』




「何か、分かるかも」







えぇ…(困惑)



それ褒められてる？？？

遠回しに私の目が細いって言ってるよね？？？


美々子が同意した手前そんな事言わないけどさ、Aは明らかに悪意ある顔してるよ？？







『傑くんねぇ、2人だけの時は私のこと姫って呼ぶのよぉ♡』




「嘘つくな」




『だからぁ、２人も私を姫って呼んでもぃぃのよぉ♡』




「A姫！！」




「ダサいからやめなさい」







…何故か、美々子と菜々子が目をキラキラさせながらこっちを見てきた。


凄く嫌な予感がする。







「A様！」





「A様は夏油様と結婚しないんですか？」





「ブフォッ！？！！」





『アッハッハ、アローラサトシみたぁい♡傑くん面白ぃ顔ぉ♡』






ちょっと何言ってるか分からないし、Aは多方面から怒られろ。





いやっ…だって、Aだよ？？



人様の鼻の中に食い物詰めてくる人間だよ？？


人が吹き出した瞬間にカメラ起動してスローで撮ってくる人間だよ？？？(ナウ)








「A様も夏油様も本気で考えて下さいよ〜！」




「私も2人が一緒になって欲しい」




「待て待て待て、正気かい？？？？」




「弟が欲しい」




「美々子？？？落ち着いて？？？？」






Aも『今夜頑張ってみるぅ？』とか悪ノリやめて？？

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