ぶりっ子は今日を生きる。【呪術廻戦】

【虎杖　悠仁】 ページ13

…えっ？？？

何何何、何で周りの景色が違うの？？！


さっきまで校内に居たのにここどう見ても外だし！？！



しかも、





「俺、空中に立ってね！？！！」




「っA、やるならそう言いなさいよ…！心臓バクバクしたじゃない…！」



『ふふ♡歌姫ちゃんときめいちゃったねぇ♡』



「ヒェェ…高い…」



「私はいつも箒に乗ってるからこれくらい余裕」





ちょっと待って！！


Aさん ？ の術式が移動するやつだから移動出来たんだろうなまでは分かるけど！！(違う)

何で足場ないのに俺ら立ててんの！？！



ただでさえさっきから俺ら色々訳わかんねぇのに混乱するんだけど！！






「マジでどういうことなんっ！？五条せん、せ…ぃ……？」




「んー？どうしたの悠仁？」




「あの、え、何してるんですか…？」







伏黒じゃないけど思わず敬意の無い敬語になった。


え、何？？



五条先生と夏油先生がさっきいた呪霊と思われるやつの足の上に座ってんだけど何？？？


え……本当に何？？？(語彙力)






「あーこれ？」




「Aが足元に良い椅子を出してくれたからね。心置きなく座らせて貰ってるんだ」




「えぇ…」





どういうことって思うし、いつの間にとも思うし、何で俺らそもそも空中に立ってんのか分からん。


しかも、めちゃくちゃ足動いてる。





答えてくれたけど疑問は１つも消えてないよ？？？






「あー…Aは空間を操る術式だから。空間移動して、この辺の空間固めて足場を作って今に至る」




「チートかよ」





「ちょっと硝子〜勝手に人様の術式ペラペラ喋っていいの？」




「Aは気にしないだろ」




『ふふ♡因みにねぇ、その足ぃ空間持ってきただけだからあの呪霊ちゃんと繋がってるのよぉ♡』




「だから動いてんのか…」




「なんかONE PIECEのローみたいな術式だな」







五条先生たちは「確かにねー！」ってケラケラ笑ってるけど足とか手だけが動いてんの普通に気持ち悪い。






「…とりあえず虎杖くんと東堂くん、下に降りて呪霊の所行けば？」





「…！おう！行くぞ東堂！！」




「勿論だブラザー！」





『行ってらっしゃぁい♡』






フワッ








突然の浮遊感。






皆の顔が見えなくなり、見上げて見えるのは足の裏。



そしてそれさえも米粒程の大きさになっているのを見て気づいた。







「俺っ、また落ちてるぅぅぅぅぅう！？！？！！？」

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