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『ふふ♡スッキリしたわぁ♡あっ、補助監督さん、指どぉぞぉ?』
「彼、随分前から気絶してるよ」
『あらあらぁ♡私の美技に酔っちゃったのねぇ♡』
「何言ってんだお前」
『ところで皆んなはぁ、幽霊さんをぉどぉしてるのぉ?』
「ごめんなんて???」
「さっき祓っただろ認知症かよ」
『えぇ?そこにいるじゃなぁい?』
「は?何も居な、いけ、ど…」
………ん?
コイツさっき、幽霊って言ったよな。
「君、そこまで重症だったんだ…」
「おいおいお前、コーコーセーで幽霊とか言っちゃって恥ずかしくないんでちゅかぁ???」
『ふぇ?』
え、マジで言ってんの??この歳で??
ヤバくね?
『ふふ♡きっとぉ、心の汚い方々には見えない妖精さんなんだわぁ♡』
「君よりは綺麗だと思うけどね」
「いや、夏油の方が汚いな」
「硝子??」
『ちょっとお話してくるわぁ♡』
え、本当に向こう行ったんだけど。
あそこの、さっき呪霊が居た大樹に話しかけてんだけど。
『貴方はぁ、いつからここに居るのぉ?』
『まぁ…そんなことがあったのねぇ?A、怖いわぁ♡』
『…そう。ふふ♡優しいのねぇ♡貴方♡』
『後はぁ、可愛い私に任せてねぇ♡』
そう言ってAがこっちに戻ってきた。
本当かどうかは疑わしいところではあるけど、ひと段落着いたみたい。
「お前、最後ブッサイクな笑い方してたな!!」
『そんなっ♡悟クンの笑顔には負けるよぉ♡』
「そんなことよりA。何を話してたんだい?」
『聞きたいのぉ?どうしようかしらぁ♡キャッ♡傑くんのチョウチンアンコウ♡』
「こいつ殺して良いかい?」
…まあ、Aの話を要約するとこうだ。
昔このあたりに集落があって、その集落では暫く、干魃や冷害によって穀物が取れない年が続いたらしい。
始めの内は少ない穀物を鳥に取られまいと烏などを狩る方に精を出していた。
が、徐々に神様の怒りに触れたのでは無いかという考えに変わって、人柱をするようになった。
そしてAが見たのが最初に人柱としてこの大樹に括り付けられた人らしい。
『きっとぉ、人柱の死体を烏が食べちゃうからぁ、あの呪霊の姿なんだわぁ』
「…へぇー、そうなんだ」
夏油…馬鹿にしようとしてたのに思ったよりガチっぽくて戸惑ってんな。
ウケる。
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らるぴ🐰🎀 - 羽のところツボ(笑) (2022年5月10日 11時) (レス) @page10 id: cc1d725daf (このIDを非表示/違反報告)
えんぺぱァ - キャッ♡いぼ痔ッ♡ で牛乳吹いた♡ ブッッッッッッッフォッッってね☆ (2022年4月29日 13時) (レス) @page25 id: a38fcb95b9 (このIDを非表示/違反報告)
ほびまほぷ(プロフ) - 最高に面白いし大好きですありがとうございます!!!(大声) (2021年12月28日 20時) (レス) @page50 id: ab6c13b289 (このIDを非表示/違反報告)
青竹 - 岡山県出身!!私と同じ!!(いや、そこなんかいな) (2021年11月7日 11時) (レス) @page18 id: 9624a8dcc1 (このIDを非表示/違反報告)
魔灯 - ゲジゲジwwww (2021年9月18日 16時) (レス) id: 43f1bbcd44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:無礼物 | 作成日時:2021年5月5日 13時