106話 ページ16
「そうだね、帳を解いてもらったところで」
先生は下を見渡す。
「僕、おじいちゃんの方に行くからA、悠仁の方に行ってくれる？」
『元よりそのつもりですけど』
「早くしないと呪霊が逃げちゃうかもよ」
ウィンクして立ち去った五条先生に鳥肌が止まらないのは私がおかしいのでしょうか。
大体、逃げるったって仮にも一級の東堂先輩が相手してんのにそんなことある？？
『あ、でも五条先生来たら逃げるの当然か』
なら、さっさと下降りて捕まえなきゃね〜
足元の呪力を分散して自由落下運動しちゃうぞ☆
『ふぅぅぅぅリアルバンジィィィィィ』
「！A！！」
『あ♡悠、ぅじ……？ッ！？」
絶句した。
は、悠仁の顔から血が出てる…んだ、けど…？？
『ッテンメェこのクソ呪霊ェェェエエエエ！！！！！』
禁忌犯しちゃってっからッッ！！！！
『絶対殺す！！！！！！！！！！』
手袋を外した手で、思いっきり、殴る。
植物に包まれて逃げようとしてるけど、逃さないから！！！
『オラァッ！！』
ドゴォォォン!!
植物は吹き飛んだ。
けど、
『…チッ』
殴った感覚的にそんなにキてない。
…はぁぁ…逃げられたわ。
おじいや五条先生に顔向け出来ねぇ〜〜〜〜
めぐみんにあんだけの大口叩いといて逃げられましたはないわぁ
「ッA…！」
「ハンパないなッ…！！」
『ハッ、悠仁！！』
あわわわ、さっきの爆風で巻き込んじゃったね！？
焦った顔で駆け寄ってくれる君は天使だね？？
『ごめん悠仁！！怪我大丈夫？！』
「あー、大丈夫。こっちも大したことないよ」
『ちょっと東堂先輩聞きました？？私の悠仁がこんなに可愛い…』
「当たり前だ、俺のブラザーだぞ」
『は？？』
ええんか？？
ここで関ヶ原の戦い始まんぞ？？？おぉん？？
「A、すぐに怒るのやめろよな」
…悠仁が言うなら仕方ない。
『とりあえず、悠仁の傷治していい？？』
「おう！ありがとう」
『寧ろこっちがありがとうって言いたい…好き』
ん…？この血…は…？？
『…まあいいか。それより東堂先輩、暇ならその辺にある呪霊の手足拾ってきてくれません？』
「俺仮にも先輩だぞ。命令するな」
『悠仁殴った時点で私が先輩をアマゾンに埋めなかったことを喜ぶべきですけどね』
「…仕方がない。後輩の為に動くのもまた歳上の役目だ」
ちなみに、校舎の方で切り落としたやつはキャモさんに回収をお願いした。
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ゆっこ(プロフ) - とても続きが気になります！更新楽しみにしています！ (4月7日 20時) (
レス) @page42 id: 2eecfc8ab4 (このIDを非表示/違反報告)
無礼物(プロフ) - 蒼月さん» そう言っていただけて嬉しいです〜✨ちまちまノロノロですが頑張ります！ (5月25日 16時) (レス) id: 64341fbe5a (このIDを非表示/違反報告)
無礼物(プロフ) - たろ。さん» ありがとうございます〜！！めっちゃ更新遅いですけど気長にお付き合い頂けると嬉しいです、、！ (5月25日 16時) (レス) id: 64341fbe5a (このIDを非表示/違反報告)
無礼物(プロフ) - 未悠さん» やった〜！！嬉しみですぅ！ありがとうございます！ (5月25日 16時) (レス) id: 64341fbe5a (このIDを非表示/違反報告)
無礼物(プロフ) - 鈴凛さん» うへへ、嬉しいです〜！！私もどれくらいかかるか分かんないですけど完結させれるように頑張ります！応援ありがとうございます💪 (5月25日 16時) (レス) id: 64341fbe5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無礼物 | 作成日時：2021年4月11日 21時
