【MHA】1－A 自宅警備員志望です。I (ページ47)

今日:28 hit、昨日:5 hit、合計:231,063 hit

5・3試験とかなんとかページ47

スタスタ

いつもと同じ通学路。

でも、おかしい。誰かに着けられてる気がする。

自意識過剰？いやいや、んな訳ない。だっているもん誰か

私をつけてるのかは知らないけどさ、シンプルに鬱陶しい

…あの角で曲がって巻くか

と、一歩踏み出した瞬間。

フワッ

…え？浮遊感？？？

足元に目をやると、あら不思議。既視感のあるブラックホール
そのまま私は落ちた。凄い冷静だ、流石私。

勿論、着地は成功ですねッッッ！

『っで…クソ私朝はローテンションなんだんだよどこだよここ、無駄にオシャレなの腹立つし、』

周りを見渡すと、私の記憶によれば見たことない場所ではあるが、

死柄木「久しぶりだな」

『シレッと出てくんな、トム。』

知ってる方々が。バーみたいな場所の椅子に座ってドヤるヴィラン連合の長、死柄木君。

はいはい、なんとなく察してましたよ。ブラックホールが黒霧の個性なんですね、分かりますぅ。

黒霧「いきなりすいません。」

『本当だよ、調子乗んなよ。コミュニケーションとろうや？こちとら今クッソテンション低いんだわ』

黒霧「話しかけようかと思ったんですが、今にも走り出しそうでしたし、…何より話しかけたところで無視されるのが目に見えていましたので、強行手段で」

『…』

おっしゃる通りです。(脱帽)

何も言い返せません、流石死柄木の保護者。

『で？なんの用です？くだらなかった場合、ライン交換して深夜にスタ連するぞ』

死柄木「お前の嫌がらせがくだらない」

『どいひー』

いや本当になんなのコイツ。何がしたいの？(お前もな)

死柄木「お前さ…そろそろ来いよ、こっちに。」

『黙れよ本当に調子乗んな？』

打たれ強いな、良いことだよ、時と場合によっては。時と場合によっては。(強調)

死柄木「連れねぇなぁ。…でも、こっちもそろそろ行動に移すぞ」

『……宣戦布告？？わかった今から師匠に電話して伝えておくね』

死柄木「やめろ」

やめろで済んだら警察はいらん。
普通の神経の持ち主だったらここでヒーローに伝えるからな？普通の神経の……アッ、その行動を取らない私は普通じゃないからヴィランに目をつけられてるんですね(察し)

『…攫うのは良いけどさ？私単体を目的に来ないでくんない？仮にそっちが失敗して私に護衛的なのつけられたら嫌だし』

死柄木「勿論目的はお前だけじゃない。ヒーロー科の有能なヴィランの卵だ」