【MHA】1－A 自宅警備員志望です。I (ページ24)

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2・11体育祭との報せページ24

『おー、見事に落ちたな』

あんなあからさまな挑発に乗ってくるとは…馬鹿だなぁアイツ。

“アクション”を起こす手間が省けて良かった。

マイク「ちょ！？笑井！？！？」

突然の事だから仕方ないけど、会場騒ついてるな。

あ、ドンっていった。上鳴が地面に着いたかな？

『…何ですか』

マイク「お前、そんな事できたのかァ！？」

『私の個性、ギャグ化ですよ？落とし穴なんてベタ過ぎるでしょ？』

あの鬼灯様も白澤様をクッソ深い落とし穴に落としてたじゃん。

相澤「それより上鳴だろ…！アイツ、大丈夫か…！？」

マイク「結構深そうだぜ！？！」

いや声がウルセェよ。

ミッドナイト先生、そんなに覗き込んだら落ちるよ？

てか、覗き込んでも底は見えないよ、めっちゃ深いから。

『大丈夫。私、まだ解除してないから。ギャグだと、どんな高い所から落ちてもタンコブで済むんです』

ミッド「あら、本当だ。下で喚いてるわ。」

先生、急に上鳴切り捨てたな…その豹変っぷりに驚きです

さて、と…とりあえず、個性を解除しようか。

その為に、

『おーい、電気ー』

上鳴「お前っ、！デタラメだなぁオイ！！」

うん、下から聞こえる。

いや～、無事そうでなにより何よりですね！

『とりあえずお前、棄権するか？』

上鳴「単刀直入！！無慈悲過ぎるっ！！」

『するか？？えっしない？？？？？』

上鳴「しますッ！！」

ならば良し。

ミッドナイト先生も、今の会話を聞いて私の勝ちを宣言してくれた。

その事で会場は、まさか私みたいな奴が残ると思ってなかったようでザワザワしてる。
…失礼な。

上鳴「棄権したから上に上げてくれよー！！」

『分かってるよ。“アクション”』

そう言えば、一瞬でまるで元から此処に居たかのように隣に電気が居て、穴が無くなる。

ミッド「え…？上鳴君？！」

上鳴「あれ…！？何で…！？」

突然だから、周りも本人も驚くけど。

『いちいち驚くなよ、お前が上げろって言ったじゃんか。ギャグ漫画だと、その場面が終わるとさも当然のように戻ってくるだろ？その原理だよ』

上鳴「お前の個性、なんか怖い…」

『うるさいよ、タンコブで済ましてやったんだけど？』

上鳴「あ、スンマセン…」

何はともあれ、

上鳴電気vs笑井A

勝者＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

＿＿＿＿＿笑井A。