だから、嫌いなんだよ。～彼がついた２つ嘘～Ⅰ～SJ～ (ページ16)

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彼が言った条件ページ16

キュヒョンに見つかった。

私は、内緒にしてほしいと願った。

唇が震えて、足のガクガクが止まんない。

そしたら彼は、「いいよ」って。

でもそのあと、条件があるって。。。。

それは、口止め料がほしいと。

最初みた笑顔に安心して泣きそうになったのに。

今は全然違う。

「口止め料・・・。わかった。いくら？２万円？そんなのいくらだって
あげる！っ」

でも、次に彼が言った言葉は、意外なものだった。

「そうだなぁ…口止め料・・・。」

彼は少し黙った後、

「あんたでいいや。」

頭が真っ白になる。

「今日からお前は、俺の言いなり。そして、拒否権なしー(笑」

子供の様にきゃっきゃっとわらっていた。

笑えない。全然笑えない!!!

「いや?」
「当たり前でしょ？」
「俺はいいけどね、どっちでも。だけど・・・・・」

彼の手が頬に触れた。

「このことが理事長に知れたら、優等生のAちゃんはどうなっちゃうのかなぁ？」

「黙っててほしいなら、わかるよね？」
「キュヒョンくんがこんな人だとは思わなかった・・・。全部うそだったの？
学校でのあなたは・・・。」
「別に嘘じゃないよ。どっちも俺。」
「何をすればいいの、、、？」
「じゃあ、あのオヤジとやろうとしてたことと同じこと・・・。
してみる？おとなしそうな顔していつもこんなことやってんだ？」
「ちっ、違う！」なんでそんなこと言うの？」

そんなことを聞いてしまった私がバカだった。

キュヒョン「お前が嫌いだから・・」

そう・・・。そっか。
この人、私のこと傷つけたいだけなんだ。
嫌いだから。

だから私も

「大っ嫌い・・・・」

でも彼は、笑って一言

「うん。」

ここから、私たちの秘密の関係は始まる―。