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月亜side
『でもね、お前達ができて今度は父さんが言ったんだ《お前には人を明るくする力があるんや。泣いてもかまへんけど弟や妹には見せるな。兄妹の前では元気なお前でいて欲しい。そして俺に何かあった時母さんと4つ子は透磨に任せるぞ。いいか？約束だ》って。』
月「．．．」
『それで、お前らが産まれたんだ。そこからね、そりゃあもう大変だったわ。あっちこっちで泣き声するし、マイペースなやつもいるし、ずっと引っ付いて離れへんやつだっているわで母さんの言う通り毎日泣いてたわ。』
『でも．．．』
月「．．．でも？」
『お前達が産まれてきた時、ほんまにちっこくて誰か1人死んでもおかしくない状況やってん。そんなお前らを見たら《誰1人かけて欲しくない、悲しい思いさせたくない》って思ったんよ』
月「っ！！」
『やからね、月亜。俺はお前らは誰1人悲しい思いをさせたくないし、自分の思うがまま生きて欲しいと思ってる』
そんな、
『やからさ、月亜に大学に行って欲しいっていう兄ちゃんの最初で最後のわがまま聞いてくれへんかな、？』
俺の前で、いや、俺らの前で1度も見せたことの無い涙を流してまで、そんなこと、言われたら
月「っ、、！、、わ、かっ、た、、」
断れるわけ、ねぇだろ、、
俺の涙が頬を伝う
『なぁんで月亜が泣くのさぁ、笑』
月「ぐすっ、だって、！にいちゃ、やっと、デビュ、、うわぁぁあああん！！」
『兄ちゃんは大丈夫だって、笑、あ、でも約束な？デビューの話はお前しか知らないから言っちゃダメだぞ？』
月「、わかった、ぐすっ、」
それから泣き疲れて寝た月亜を休憩室のベットに運んで、起きてきた3人に父さんと母さんを任せる。
星「．．．仕事？」
『ちゃうちゃう、早く起きるように父さんと母さんの好きな和菓子取りに行ってくるだけやで」
星「．．．ありがとう。行ってらっしゃい」
なんて、真っ赤な嘘。俺は今から1番大事なことをしに行かなくてはならない。
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ぴよ(プロフ) - 紫苑さん» こちらにもコメントありがとうございます！大変うれしいです、励みになりました(;_;)更新頑張りますね！ (2021年8月17日 21時) (
レス) id: 331ebcc513 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - いつも、楽しく拝見させていただいております。大変だと思いますが頑張ってください。応援しております。 (2021年8月17日 21時) (レス) id: 761c21ee7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴよ | 作成日時：2021年8月13日 7時
