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成瀬side
何が起こったのか分からなくなりパニックに陥った俺だったが深澤のおかげで何とか状況は把握出来た。
とりあえず運ばれた病院(京都)まで行かなければいけない。
『っ、深澤っ、俺っ、！』
深「分かってる、早く、行け、こっちは何とかするからっ、」
『っ、！！、みんなには、、』
深「分かってるからっ！！早く行け！！」
『っ、行ってくる、』
それから兄妹達と合流して、新幹線で京都に向かった。
着いた先の病院に行くとすぐに案内されて緊急を要する事態だと看護師さんから告げられた。
集中治療室の前に伝わる重々しい空気に耐えきれない末2人の妹は俺が抱きしめても涙が止まらないみたいで、
次男、三男も涙こそ流さないもののウロウロしている。
まだかまだかと集中治療室を何度もチラ見してしまう俺。ダメだ、長男の俺が焦ってどうする。
それから集中治療室の扉が開いたのは1時間後だった。
医師に告げられた内容はこう
＿＿＿＿＿＿＿今は2人とも眠っている状態ですが、意識が戻る保障ができません。最悪の事態も覚悟しておいて下さい。
それを聞いた妹達は泣き崩れ、弟達は声は出てないが涙を流す。
妹達を支えながら両親の居る病室に入ると、そこにはあまりに痛々しい2人の姿が。
それを見てすぐに駆け寄る4人。
姫「うぁぁあああん！！パパぁぁ、！ままぁぁ！」
心「、っひぐッ、ぐすっ、、」
星「、っ、くそッ、、」
月「、、父さん、母さん、頼むから、、起きてくれよ」
悲痛な叫びをあげる4人を俺はただただ後ろから眺めることしか出来ない。
あぁ、何してんだろ、長男失格じゃん俺。
〜〜〜
ここの病院に着いたのが深夜0時。今は16時間たった午後の4時。それからまだ誰も一睡もしてない。未だ起きる気配のない2人をずっと眺めている俺たち。さすがに疲労も溜まってるであろう弟、妹達を寝かせようとするが嫌だの一点張りで言うことを聞いてくれない。
『兄ちゃんがちゃんと見とくから、お前らはもう寝な。』
姫「でもぉ、、」
『なんかあったらちゃんと呼ぶから。それに、父さんも母さんも起きた時にそんな疲れた顔してたらきっと心配するよ？だから寝よ？』
星「、、分かった、、。」
物分りのいい星亜の一言で、兄妹達は一旦病室から出ていく。1人になった俺は2人のベットの間に腰かける。
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ぴよ(プロフ) - 紫苑さん» こちらにもコメントありがとうございます！大変うれしいです、励みになりました(;_;)更新頑張りますね！ (2021年8月17日 21時) (
レス) id: 331ebcc513 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - いつも、楽しく拝見させていただいております。大変だと思いますが頑張ってください。応援しております。 (2021年8月17日 21時) (レス) id: 761c21ee7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴよ | 作成日時：2021年8月13日 7時
