その時は突然に(シリアス) ページ42
成瀬side
そう、今日は特別な日。
ジャニーさんの病室に呼ばれデビューを告げられた。
やっとか。何年この時をまちわびたことか。
病室から帰る時、隣を歩いていたのは深澤だけで、
『やっとだな』
深「あぁ、やっとだ」
2人で拳をコツンと合わせる。阿部も同期で、感慨深い物はあるけども、こいつはやっぱり俺にとって相棒的な存在で、特別な存在であることを再確認する。
酒でも飲みに行くかとなり、居酒屋で向かう途中1本の電話が鳴り響く。
深「誰？」
『月亜からだ。もしもし』
ついでにデビューの報告もしなきゃななんて浮かれていた俺にとって、月亜の一言はあまりに残酷なのだった
月「っ！にぃさん！！」
にぃさん？月亜は普段俺のことをとっくんと呼ぶはず。
なんだか嫌な胸騒ぎがする．．．そう思った俺の予想は的中
月「＿＿＿＿＿父さんと母さんが病院に運ばれたっ！」
『は？』
月「交通、事故、、だってっ！、2人とも、意識が、ないって、、！！」
父さんと、母さんが、？、運ばれた、？、交通事故、？、意識が、ない、？は？さらに、現実を突きつけるような月亜の震える声、それらの全てに俺は混乱しパニックになった
深澤side
月亜くんからかかってきた電話をとった成瀬の様子が明らかにおかしい。だんだん顔は青ざめていき目の焦点がどう見てもあってない。
ボトッ
成瀬がスマホを落とした。
『、ヒュッ、はァ、！、ッハ、、かはッ、はァ、』
深「成瀬スマホ落としてどしたって、成瀬！？、過呼吸か、落ち着け、俺に合わせて息はけ！いいな！？」
『ｺｸｺｸ)、はァ、ヒュッ、はァ、！はァ、！』
深「はぁ、はぁ、はぁ、そう、ゆっくり、はぁ、はぁ」
『、はァ、！、はァ！、っはぁ、、はぁ、、ふぅ、』
よし、とりあえず過呼吸は落ち着いた。
深「成瀬、何があったか話せる、、わけないよな。ちょっと待ってろ」
そう言って手に取ったのはまだ電話が繋がったままの成瀬のスマホ。
耳に当てると明らかにただ事じゃないくらい焦ってる月亜くんの声が。
月「っにぃさん！っにいさん！返事して！」
深「もしもし、落ち着いて月亜くん。メンバーの深澤です。何が起こったか教えてくれる？」
月「っ辰哉くん！っ、父さんと母さんが事故にっ、！」
成瀬の両親が事故に、？なるほど、それでっ
とにかく急がないと．．．！
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ぴよ(プロフ) - 紫苑さん» こちらにもコメントありがとうございます！大変うれしいです、励みになりました(;_;)更新頑張りますね！ (2021年8月17日 21時) (
レス) id: 331ebcc513 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - いつも、楽しく拝見させていただいております。大変だと思いますが頑張ってください。応援しております。 (2021年8月17日 21時) (レス) id: 761c21ee7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴよ | 作成日時：2021年8月13日 7時
