#45 ページ15
「いらっしゃいませ」
のんちゃんの言葉にショーケースから顔を上げる。
丁度チーズケーキができたところで、入れ替え作業をしていたところ。
「あ、�霤弔気鵝帖�
「こんにちは」
俺の隣でのんちゃんが、いつの間に名前知ったんってちょっと驚いた声を上げてる。
電車で会ったことは言ってない。
他店のケーキも大量買いしてたなんて、のんちゃんに言ったら余計に疑心暗鬼になるかもしれないし。
「今日は、どうされます？」
スパイかもって疑ってたのんちゃんやけど、�霤弔気鵑料阿任肋亟蕕鯤�さない。流石やな。
「今日は中間さんに用があって」
「え、店長の知り合いなんですか？」
「いや、取り次いでくれへん？これ、賄賂」
はい、と差し出されたのは食パン。
「すみません、こういったものは受け取れないんです」
ほいほい手を出すのんちゃんの手をはたいて引っ込める。
「まぁ、そんなこと言わずに」
「いただかなくても店長には取り次ぎますんで」
やんわり断って裏に向かう。
生クリームを泡立てている淳太さんに声をかけると、すぐに出てきてくれた。
「常連さんが淳太さんと話をしたいって。今、大丈夫ですか？」
「わかった。流星！そのボウル一回冷蔵庫戻しておいて！」
淳太さんと�霤弔気鵝�直接の面識はなさそうやけど…。
どういう用件なんやろか。
「神ちゃん、売り場から焼き菓子見繕って、あとお茶も淹れて俺の部屋に届けてくれへん？」
「わかりました。�霤弔気鵑砲蓮�」
「俺が案内する」
込み入った話ってこと？
俺の気持ちが顔に出てたのか、淳太さんは笑いながら口を開く。
「俺も全然見当ついてへん。笑 なんやろなぁ、クレームやないとええけど」
・
�霤弔気鵑判濛世気鵑肋�一時間ほど話して帰っていった。
「神ちゃん、これめっちゃ美味いで」
「え、流星、何食べてんねん！」
食パンで口をもごもごさせてる流星に突っ込むと、のんちゃんが口を開く。
「淳太さんが正式に貰ったの。俺がこっそり受け取ったわけやないで」
「神ちゃんも食べて。ふかふかで美味しいから」
「淳太さんまで…」
ありがたく頂くと、小麦の甘さが強くてめちゃめちゃ美味しい。
手土産にするくらいやから、きっとええとこのなんやろけど、そんな期待軽々超えてくる。
「で、淳太さん。何話してはったんですか？」
「それは…数週間後のお楽しみ、かな」
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ナナセ(プロフ) - ナナイロさん» コメントありがとうございます。もったいないほどの褒め言葉！嬉しいです涙 次回作もぜひよろしくお願いいたします◎ (2021年10月19日 11時) (
レス) id: 4f931bc539 (このIDを非表示/違反報告)
ナナセ(プロフ) - ななはちさん» コメントありがとうございます。ちょっと捻った始まりにしたかったのですが、無事に楽しんでいただけてよかったです◎ ぜひ次回作もお付き合いくださいませ！ (2021年10月19日 11時) (レス) id: 4f931bc539 (このIDを非表示/違反報告)
ナナイロ(プロフ) - 完結おめでとうございます！最初から最後まで全部が好きでした！最後は幸せなかみしげが見れてキュンキュンしました♪次回作も楽しみに待ってますね！ (2021年10月18日 19時) (レス) @page32 id: e8246d4427 (このIDを非表示/違反報告)
ななはち(プロフ) - おまけの完結、おめでとうございます！！別れる所から始まるお話、どうなるんやろって思いながら読みすめて、最後は｢そうきたか！｣と言ってしまう位の展開で最高でした！次のお話はオメガで…楽しみにしてます！！！ (2021年10月18日 14時) (レス) @page32 id: ef79629cea (このIDを非表示/違反報告)
ナナセ(プロフ) - りえさん» コメントありがとうございます。こちらこそ毎日お付き合いいただきありがとうございました！番外編もよろしくお願いします◎ (2021年10月17日 11時) (レス) id: 4f931bc539 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナナセ
| 作成日時：2021年9月25日 11時
