堂上の妻 (ページ9)

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---堂上side---

A「医務室行ってくる」

その言葉につい追いかけそうになった

小牧「堂上、指示守らないとまた後で厄介なことになるよ？なんせあいつは三監なんだから」

「…ああ」

他の部署に引き渡しを済ませ、班のデスクに戻る

笠原は突っ伏したまんまだ

小牧「にしても、Aが怒るなんて久しぶりだね。笠原さん頬腫れちゃう」

「でも今医務室行ったら鉢合わせるぞ？」

柴崎「どうも～」

「どうした？」

柴崎「Aさんから預かってきました～」

小牧「湿布？なんで柴崎さんが？」

柴崎「えっと～

～

医務室の前を通ると

A「ありがとうございました～」

Aさんが出てきて

A「あ、柴崎さん」

柴崎「Aさん…どうしたんですかそれ」

A「ちょっとね…」

何が起こったか教えてくれて

笠原に言い聞かせときますねって言った

A「言い聞かせなくてもいいけど、これ渡してきてくれない？」

柴崎「湿布…もちろんです！」

～

というわけなんです」

小牧「流石だね」

「抜かりないな」

笠原「ありがとう」

柴崎「お礼いう相手は私じゃないわよ」

まあ今は書庫入ってますけど、って最後に柴崎は言った

怪我したから閲覧室には出なかったのだろう