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さっそくのように良化法賛同団体の街宣車が県展の敷地の外を取り囲み、嫌がらせのような演説を始めた

もちろんこちらと言い合いになるが

そこに現れたのは秘書や職員を引き連れた県知事だった

((それとも、作品の前に立ちはだかり、死しても検閲に屈しない膝を覚悟し、己の死が大衆を覚醒させることをも覚悟に数えた上での発言か!))

まだまだやる仕事は残っており、

私は外をこだまを連れながら走っていた

…この状況で目を離すよりよっぽどいい

そして、私たちが隊員の側を通った時、

奇しくも知事が話していたその言葉が試される機会となってしまった

((そこをどけぇェッ!!))

銃声が空を一連射切り裂いた

玄田「全員伏せろ!」

私はこだまを抱えて伏せた

安心できるよう、精一杯抱きしめて

玄田「お前たちが狙っている最優秀作品は俺の後ろだ!撃てるものなら撃ってみろ!」

しばらくして裏返った悲鳴とともに銃声がばらまかれた

笠原「玄田隊長ッ!」

隣で反射で起き上がろうとした郁ちゃんを

篤が地面にねじ伏せている

堂上「動くな!」

銃声だけでなく、父親の怒鳴り声にも

腕の中のこだまはビクッとする

やがてサブマシンガンの弾が切れた

玄田「それでしまいか?」

と、にやりと笑って前にどうとのめった

特殊部隊の隊員たちが駆け寄ろうとしたとき、

襲撃者が拳銃を取り出した

その時既に、最優秀作品のガラスケースに

細いヒビが入っていたのを私は見逃さなかった

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glorious*(プロフ) - yuyuさん» そう言って頂けて嬉しいです!ありがとうございます(´ー`) (2016年3月15日 14時) (レス) id: 5388bc8a96 (このIDを非表示/違反報告)
yuyu(プロフ) - 篤さんカッコいいですね〜。 (2016年3月13日 16時) (レス) id: 2ac2cf0422 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:glorious* | 作成日時:2015年12月10日 22時

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