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堂上「腕下げんな、笠原ッ」
今日も訓練場に篤の罵声が響く
「元気だなあ…」
一応は綺麗な訓練服に身を包んではいるが、
1人寂しくベンチに座る私の呟きは
広い空に儚く消えてゆく
堂上「誰が倒れていいって言った、腕立て100回」
その対象はもちろん郁ちゃん
「…過保護なことで」
郁ちゃんが来てから“平凡“が変わった気がする
恨んでる訳じゃないけど
ただ…
小牧「本当に過保護だよね、堂上」
「あれ、小牧…休憩か」
小牧「相変わらずボーッとしてますね、奥さん」
「ふふふ、書類できたら暇だもの」
小牧「まだ…ダメなんだ」
「しぶといのは承知してる」
小牧「にしても、あの過保護っぷり、俺はそれとなく伝えてるんだけどなあ」
Aが悩んでる、って
そう言って眉間にわざとシワを寄せる小牧
「そのうち分かるって信じてるよ」
小牧「俺にすりゃ良かったのに…奪っちゃおっかな」
「こだまの教育に悪いから辞めてね」
小牧「はーい」
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glorious*(プロフ) - yuyuさん» そう言って頂けて嬉しいです!ありがとうございます(´ー`) (2016年3月15日 14時) (レス) id: 5388bc8a96 (このIDを非表示/違反報告)
yuyu(プロフ) - 篤さんカッコいいですね〜。 (2016年3月13日 16時) (レス) id: 2ac2cf0422 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:glorious* | 作成日時:2015年12月10日 22時