SnowMan の アイツ[男主]

◇＿向井康二 ページ8

「どうした」





自動販売機の隣で1人で飲み物を飲んでる俺に突然話しかけてきた。

向井「なんや…瀬戸くんか…」

「なんか悩んでそうだからついてきた。」

向井「え？」

「違うのか？泣きそうな顔して楽屋でてって心配してしてた。まわり」

向井「……そうすか、」

「……俺、敬語よくわかんないから、タメでいいよ」

向井「え？」

「日本語、苦手なんだ。みんなみたいにあんな流暢に綺麗な言葉を話せない。」

そうや、確か彼は関西でも話題になった。


もと韓国の練習生だってきいたことがある。

「ていうか俺ら、話すの初めてか」

向井「そうやな笑」

「でも共通するところがあるんだよ。知ってた？」

向井「え？」

「俺、タイのバンコク出身」

.





.




.





.



向井「……え！？！？」

「2歳までタイにいたんだ。」

向井「ほんまに？！タイ語喋れるん？！」

「ほんの少し。兄から教えてもらった。少しなら会話もできるよ」

向井「うれじい！！」

「……うれ…うれじい…？」

泣きながら発した声は彼には伝わらなくて

向井「ちゃう！！嬉しいんや！」

「なるほど、じゃぁ、ここであるところで1つ。」

向井「え？」

ここであるところでとは←


「なに、悩んでるんだ。」

突然真剣になる彼。

懐に入るのがうまいのか

彼が単純なのか

どっちなんやろうな

「俺は…大阪から来たんや、せやから」

彼ならいいかなって思ってしまった。




でも、隠し事ができない彼は

ふっかさんに言ってしまい

軽く事情聴取されたんやけど笑

あの時、彼が俺の事を探らなかったら

きっと悩み続けていた。

もしかしたらSnowManとして活動してなかったかもしれない。

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