お説教の時間2 ページ10
波多野side
なんだかAが怒ってる。まあ理由はだいたいわかるけど
「三好。A怒ってるよね?(コソ」
「ああ、あきらかに怒ってるね(コソ」
みんなもきっとわかっているだろう。怒りの種のもとである甘利と神永は少しビクビクしている
『ごちそうさまでした。本当にありがとう!おいしかった〜』
Aが食べ終わったようだ。本当に美味しかったのか、全部平らげている。
あんなに喜ぶんだったら、俺もたまには作ろっかな…
田崎「喜んでもらえてよかったよ。お粗末さまでした(ニコ」
甘利と神永の方を見ると、食堂を出ようとしているようだ。
しかし、それをAが許すはずもなく…
『さーて、ご飯も食べたとこだし…甘利、神永。お話しましょうか?(ニコ』
「「……」」
二人は諦めたかのように頷いた
食堂を出て、みんなの部屋へと入る
『さーて、私になにか言うことは?』
床に正座させ、Aは実井のベッドに座る
「「……ごめんなさい」」
二人は苦い顔をして頭を下げている。反省はしているようだ
『いや、謝罪を聞きたいんじゃないよ』
「「??」」
『はぁ…………ただいま!そのお返しは?』
「「おかえり?」」
『何故に疑問形?…まあいいか』
Aって考え方がかわいいよなー
甘利「え、それを言わせたかったの?」
『何?だめなの?』
甘利「え、いや………」
二人も驚いていた
『二人共、私に何かあっても心配してくれないの?』
「「え?」」
『だって、私がいなくなったの聞いても何にも変わってないじゃん!他の人は私を見たとき、安心してる顔してたのに』
甘利「いや、あのね、その…」
『??なによ』
甘利「だって…なあ?神永」
神永「うん…まあ…」
Aは結城中佐に育てられた。学校にも行かず、結城中佐が空いている時間に勉強を教えてもらっていた
すなわち、世間を知らない。
鈍感で、純粋な人間だ。
そんな少女が、わかるはずない。
甘利と神永が思っていることなど
『まあとかなあとか言われてもわかんない!もういい!』
微妙な顔した皆んなを放置したまま部屋を出た
「「………」」
「ばっかだなー」
と、思わず呟いた
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赤ひまわり - 返信が遅くなり、本当に申し訳ありません!面白いと言ってくださるだけで頑張れる気がします!本当にありがとうございます! (2017年1月15日 17時) (レス) id: 762836d065 (このIDを非表示/違反報告)
猫 - 面白かったです!続きが楽しみなので更新頑張って下さい^^ (2016年9月1日 9時) (レス) id: ab5963e87e (このIDを非表示/違反報告)
赤ひまわり - ベルさん» 二回目のコメントありがとうございます!楽しみにしてくださって私も嬉しいです!更新頑張りますヾ(@⌒ー⌒@)ノ (2016年6月9日 21時) (レス) id: d09bf9d13f (このIDを非表示/違反報告)
ベル - 赤ひまわりさん» 更新楽しみです!! (2016年6月6日 22時) (レス) id: 5a526b3f59 (このIDを非表示/違反報告)
赤ひまわり - ベルさん» 頑張ります!ありがとうございます (2016年6月6日 16時) (レス) id: 33aab05466 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤ひまわり | 作成日時:2016年5月21日 3時