出会い3 ページ17
いち早く結城中佐の娘を探しだした三好は、あの後一旦別れ、D機関の機関員一人一人に見つけたことを伝えた
三「少しずつ、近づいていこう。一気に行ったら怪しまれる」
波「取り敢えず、三好からよろしくな。俺たちは他の女の気を引いとく」
三「わかった」
まっすぐと、結城中佐の娘へと向かう三好
三「すみません、Aさん。少しお話ししませんか？」
『はい。私も父について聞きたいことがありますから』
三「結城さんについてですか？」
『ええ。実は、父は私になにも話してくれないんです』
三「というと？」
『仕事についはもちろん。自分のことについても。信用されてないんでしょうか…』
三「そんなことありませんよ？結城さん、あなたのことについてたまにお話しされるんです」
『…ほんとうですか？』
三「はい。たまに…ですけど。私にもあまり自分のことを話さない方なので」
(ほんとは聞いたことないけど)
『あなた、不思議な人ですね』
三「え？」
『笑ってるのに、笑ってないみたい(クス』
三「…そうですか？」
『えぇ。なにか企んでるような…あ、気にしないでくださいね！変な意味じゃないんです』
三(流石、結城中佐の娘ってとこか。鋭いな)
『父にどこか似てます。父は感情を顔に出さないので』
三「私は出してますよ？確かに、結城さんはたまに何考えてるのかわからないところがありますけど」
『いいえ、あなたもですよ。父がああだからですかね、表情が読み取るのが上手くなったんですよ、私』
何かを決心したように強い目でこちらを向く
『遠回しに言うの、実は嫌いなんです。だからはっきりいいますね。あなた、何者ですか？』
三(っ！！)
少女の強い目とその言葉に少し驚く。が、顔には出さない
三「私は結城さんのただの知り合いです。それ以上でも、それ以下でもありませんよ？」
『そうかもしれません。が、なにか隠してます。あなた』
三(やばいな、このままじゃ。さっきは疑問形だったのに、断言するようになってる)
三「それは...」
疑いを晴らすために言葉を発しようとした、その時だった
『いやっーーーーー！』
いきなり目の前の少女が叫び出す
そして先ほどまでの威勢は無く、頭を手で庇い、座り込んでいた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 92人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
赤ひまわり - 返信が遅くなり、本当に申し訳ありません！面白いと言ってくださるだけで頑張れる気がします！本当にありがとうございます！ (2017年1月15日 17時) (
レス) id: 762836d065 (このIDを非表示/違反報告)
猫 - 面白かったです！続きが楽しみなので更新頑張って下さい＾＾ (2016年9月1日 9時) (レス) id: ab5963e87e (このIDを非表示/違反報告)
赤ひまわり - ベルさん» 二回目のコメントありがとうございます！楽しみにしてくださって私も嬉しいです！更新頑張りますヾ(＠⌒ー⌒＠)ノ (2016年6月9日 21時) (レス) id: d09bf9d13f (このIDを非表示/違反報告)
ベル - 赤ひまわりさん» 更新楽しみです！！ (2016年6月6日 22時) (レス) id: 5a526b3f59 (このIDを非表示/違反報告)
赤ひまわり - ベルさん» 頑張ります！ありがとうございます (2016年6月6日 16時) (レス) id: 33aab05466 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：赤ひまわり | 作成日時：2016年5月21日 3時
