説教の時間3 ページ11
波多野side
部屋を出て、隠れていた俺と三好にも気づかず廊下を進んでいくA。
三好「助言してやるのか？」
「まあね…行ってくるよ」
あれじゃ流石に甘利と神永が可哀想だと思い、プライドの高いあいつらの代わりにAと話をすることにした
「Aー」
『？なに？』
振り向いたAの表情は、怒っているような…また、悲しいような複雑な顔をしていた
「聞いてたよ、さっきの会話」
『…そう』
「仕方ないから、助言してあげるよ。じゃないと可哀想だし」
『助言？何が？』
「二人が言おうとしたことだよ。あいつら、プライド高いし、許してやってよ」
Aは意味がわからないという顔をしていたが、話を続ける
「あの二人が、心配しないわけないだろ？バカみたいにいつも寝たふりしてる奴らが」
俺はあの時の様子をAに話した…
・
・
・
・
・
「すまない！Aがいなくなった」
その知らせがD機関に届いたとき、甘利と神永、そして波多野は一緒に交流場のような部屋にいた
神永「いなくなった！？」
先程まで無表情だったその顔は、焦りの色が見えはじめていた
甘利「とりあえず、みんなで探そう。佐久間さんは結城中佐に知らせてください」
冷静にそう言った甘利だが、内心穏やかではないのだろう。
「そうだね。三好達にも伝えてくるよ」
そこで俺は二人と離れ、三好と合流してすぐ探しに行った。
すると、三好がAを見つけたらしく、みんなに伝えてくれと言われたのでみんなに知らせた
すると心底安心したようで、「よかった…」
と、二人共壁に寄りかかってため息をした
ガチャ
玄関の扉が開いた音がした。どうやらAが帰ってきたようだ
俺はすぐに走り出す。しかし、二人は動かない
走り出そうとするのをやめ、「いかないの？」
と言うと
「俺はもう戻るよ」「俺も…」と二人が言い、歩き出した…
「って感じ」
『……』
「ま、あいつらはあいつらなりに心配してたってこと」
『そんなの、言ってくれればよかったのに…』
「言っただろ、プライドが高いって」
Aの頭を撫でると、「ありがとう」と言って戻って行った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 92人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
赤ひまわり - 返信が遅くなり、本当に申し訳ありません！面白いと言ってくださるだけで頑張れる気がします！本当にありがとうございます！ (2017年1月15日 17時) (
レス) id: 762836d065 (このIDを非表示/違反報告)
猫 - 面白かったです！続きが楽しみなので更新頑張って下さい＾＾ (2016年9月1日 9時) (レス) id: ab5963e87e (このIDを非表示/違反報告)
赤ひまわり - ベルさん» 二回目のコメントありがとうございます！楽しみにしてくださって私も嬉しいです！更新頑張りますヾ(＠⌒ー⌒＠)ノ (2016年6月9日 21時) (レス) id: d09bf9d13f (このIDを非表示/違反報告)
ベル - 赤ひまわりさん» 更新楽しみです！！ (2016年6月6日 22時) (レス) id: 5a526b3f59 (このIDを非表示/違反報告)
赤ひまわり - ベルさん» 頑張ります！ありがとうございます (2016年6月6日 16時) (レス) id: 33aab05466 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：赤ひまわり | 作成日時：2016年5月21日 3時
