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「あの、」
「!」
不意に聞こえてきた声に、振り返る。
と、そこには先程の少女と母親と思われる人物がいた。
「あなたのお陰で助かりました。本当にありがとうございます。」
「ありがとー、お姉ちゃん」
助かった…?ありがとう……?
「でも、私は……」
そう言って動かなくなったモノ達に目を向ける。目を逸らすことは出来ない。してはいけない。
「仕方の無い事ですよ。」
「彼等はたくさんの命を奪ってきた。だからきっと、こうなる事は決まっていたんです。」
私の気持ちを見透かした様に、少女の母親は続ける。
「誰かがこのヒト達を止めなければ、このヒト達はそれを続けていたでしょう。」
「あなたのお陰でこの街も、此処に住む人も、私達親子も助かった。」
「あなたのしたことは正しくはないのかも知れません。でも、間違ってはいないと思います。」
「本当にありがとうございます。」
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ねこねこ(プロフ) - ヒカリさん» 頑張ります!! (2016年6月25日 20時) (レス) id: d70c202b33 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ(プロフ) - 頑張って下さい (2016年6月12日 8時) (レス) id: b438239bee (このIDを非表示/違反報告)
ねこねこ(プロフ) - あさん» ありがとうございます。頑張ります。 (2016年5月13日 23時) (レス) id: d70c202b33 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 面白いです (2016年5月13日 18時) (レス) id: a2f5159def (このIDを非表示/違反報告)
ねこねこ(プロフ) - K.Sさん» ありがとう御座います。更新遅くてすみません。これからも頑張らせていただきます! (2016年3月16日 0時) (レス) id: e3cc8c51e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねこねこ | 作成日時:2015年11月17日 3時