入部後 ページ45
それから改めて自己紹介をした。全テニス部員の前でするのはとても緊張したがなんとか頑張れたと思う。
自己紹介のあとは、跡部先輩にマネージャー業務について教わり部活は終了、帰宅した。
明日以降のGW中テニス部は学校内で合宿するらしい。手伝うと跡部先輩に言ったが、演劇部も夏のコンクールに合わせてGW中に準備をするから顧問の先生に任せるようだ。
静｢明日からは仮入部期間中とは空気が違うから覚悟しておいてね｣
跡部先輩が不敵な笑みを浮かべてそう言っていたので少し緊張したが、憧れのあの舞台に携われるのだと思うと興奮の方が勝った。
明日の準備をしていると電話が鳴った。せー兄からの電話ですぐさま手に取る。
｢はい、せー兄お疲れ様!｣
精｢お疲れ様、A。今日テニス部に入部するって言ってたけど、どうだった?｣
せー兄の声は穏やかでつい色々なことを話してしまった。テニス部のこと、跡部先輩の登場シーンの華やかさのこと、財前くんと友香里ちゃんという友達と仲良く出来ていることなど…何故か財前くんの話になるとせー兄の声のトーンが少し変わったけど、気にしないでいいと言われたので気にしないことにした。
精｢でも、いつ聞いてもその跡部先輩は面白い人だね。Aもその先輩のようにとは言わないけど、自分に自信を持って欲しいな。俺の自慢の妹なんだから｣
｢う、うん…これから舞台作りも始まるんだし、自分に負けてられないよね!｣
精｢その意気だよ。それにしても…跡部か｣
せー兄は何か思うところがあるのだろうか、考え込むような声だった。
｢せー兄、どうしたの?｣
精｢いや、Aの先輩が俺の知ってる跡部だったら近いうちにAと会えるかもしれないなと思ってね｣
｢え、なんで!?｣
精｢まだ何も定まってないから言えないけど、そうだといいね｣
せー兄はそれ以上どう聞いても不確定なことは言えないと教えてくれなかった。少し声が楽しそうな感じもしたから悪戯心もあるのだろう。
聞くのを諦め、お互い明日から朝早いということでおやすみと言って電話を切った。
(明日から本格的な部活…)
そう思うとニヤついてしまって準備の手が止まりそうだったがなんとか終わらせ、興奮を抑えるようにベッドに潜った。
ラッキーアイテム
革ベルト
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ふゆう - とても面白いです！夢主ちゃんの性格がとても大好きな設定で飽きません！これからも頑張ってください (2021年8月20日 12時) (
レス) id: 06ab218753 (このIDを非表示/違反報告)
碧空(プロフ) - はじめまして、白銀水龍さん。投票にご協力いただきありがとうございます。続編少々お待ちくださいね(*´ω`*) (2019年2月25日 19時) (レス) id: d301f2b14d (このIDを非表示/違反報告)
白銀水龍(プロフ) - �△任�願いします！ (2019年2月25日 12時) (レス) id: e63f949200 (このIDを非表示/違反報告)
碧空(プロフ) - コグマさん» はじめまして、コグマさん。コメントありがとうございます。誰かが読んでくれるだけで私の糧になります。これからもお付き合いいただければ幸いです。 (2019年2月20日 11時) (レス) id: d301f2b14d (このIDを非表示/違反報告)
コグマ(プロフ) - 面白い作品を作って頂き、ありがとうございます☆これからの続きも楽しみにしています！ (2019年2月20日 3時) (レス) id: 83e3623ab0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碧空 x他1人 | 作成日時：2012年4月27日 19時
