恒例化している朝の様子 ページ37
登校して友香里ちゃんはトイレに行き、私はそのまま教室に向かった。教室までの道のりはもう慣れたので迷子の心配はないのだ。
教室に入ると財前くんがもう来ていて机に突っ伏して寝ていた。
｢おはよう、財前くん｣
光｢…はよ｣
｢ふふ、眠そうだね。でも朝礼始まるから起きなきゃだよ｣
光｢おん…自分最近話し方普通になってきたな｣
｢財前くんとはね…席隣でよく話すし。でも、友香里ちゃんと財前くん以外のクラスメイトとはまだ全然で……｣
光｢まあ、別にええやろ。その内慣れるやろうし、俺が話やすかったらどうでもええわ｣
｢ふふふ、そっか。でも、自分を変えたくて大阪まで来たんだから頑張る!!｣
光｢ふっ…暑苦しい奴｣
こんな風に1ヶ月弱で普通に話せるようになれたのは私の成長というより、財前くんや友香里ちゃんのおかげだと思う。
財前くんはちょっとストレートすぎる時もあるけど真っ直ぐに思ったことを伝えてくれるし、友香里ちゃんは私が上手く話せなくても、私の言葉を待って会話してくれた。
大阪に来て良かったことの1つだ。
財前くんと話していると友香里ちゃんが教室に入ってきた。
｢あ、友香里ちゃ…｣
友｢…ウチがお花摘みに行っとる間に何ウチの天使にちょっかい出しとんねん、クソ財前!!
しかもちょっと良い雰囲気だして……Aちゃんは渡さへんからな！｣
そう言って友香里ちゃんはバックも置かずに私をぎゅっと力強く抱きしめた。
財前くんはそれを見て心底面倒臭そうな目をして言った。
光｢白石、キモイわ。｣
友｢何やて!ウチのプリティフェイスのどこがキモイっちゅーねん。学年で3本の指に入る美少女捕まえて言うことちゃうわ。
あ、1番は勿論Aちゃんやで!ただ、その眼鏡で可愛いお顔が隠れとるから周りには思われとらんけど、でもウチの中では絶賛1位やから!!投票数更新真っ只中やから!｣
そう言って更に強く抱きしめてくる友香里ちゃん
く、苦しくなってきた…。
光｢お前の容姿やなくて言動に言うたんやけど……てか、幸村苦しくないんか。｣
友｢え、Aちゃん!スマン、つい力入ってしもて…堪忍な｣
ホンマごめんと言って友香里ちゃんは私から手を離した。
｢大丈夫だよ、友香里ちゃん。だからそんな土下座体勢に入らないで。｣
光｢…白石の土下座で幸村はクラスで更に浮くな。かわいそ｣
友｢うっさいわ、財前!でも、Aちゃん軽率にゴメンな｣
｢ううん、大丈夫だって。ほら、カバン置いて朝礼行こ｣
友｢おん!｣
ラッキーアイテム
革ベルト
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ふゆう - とても面白いです！夢主ちゃんの性格がとても大好きな設定で飽きません！これからも頑張ってください (2021年8月20日 12時) (
レス) id: 06ab218753 (このIDを非表示/違反報告)
碧空(プロフ) - はじめまして、白銀水龍さん。投票にご協力いただきありがとうございます。続編少々お待ちくださいね(*´ω`*) (2019年2月25日 19時) (レス) id: d301f2b14d (このIDを非表示/違反報告)
白銀水龍(プロフ) - �△任�願いします！ (2019年2月25日 12時) (レス) id: e63f949200 (このIDを非表示/違反報告)
碧空(プロフ) - コグマさん» はじめまして、コグマさん。コメントありがとうございます。誰かが読んでくれるだけで私の糧になります。これからもお付き合いいただければ幸いです。 (2019年2月20日 11時) (レス) id: d301f2b14d (このIDを非表示/違反報告)
コグマ(プロフ) - 面白い作品を作って頂き、ありがとうございます☆これからの続きも楽しみにしています！ (2019年2月20日 3時) (レス) id: 83e3623ab0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碧空 x他1人 | 作成日時：2012年4月27日 19時
