真実は本人のみぞ知る ページ7
side in
緊急の集合がかかって事務所に行く。
部屋に入ると偉い人もいて、ただならぬ空気が漂っていた。
「これ、来週発売の週刊誌に載るから…。」
そう言って置かれた紙を見る。
【熱愛発覚】の文字と涼介君が女優さんと腕を組んでいる写真…。キスしてるようにも見える写真もある…。
ギュッと心臓を掴まれたように痛い。何かの間違いだろう。涼介君に限ってそんな事しない。そう自分に言い聞かせる。
薮さんが心配そうに俺を見る。
事実確認で、涼介君は「違う」と否定した。
ほら…やっぱり大丈夫。
「慧、あれ、事実無根だからね。本当に何もないから。」
『分かってるよ。信じてるから大丈夫。』
信じてるのは本当だよ？でもあの写真を見て思っちゃったんだ…。二人がお似合いだって…。
小柄な彼女は涼介君と並んだ時のバランスがいい。長い髪の毛に可愛らしい花柄のワンピース。どれも俺には無いもの…。
────────
side ym
雑誌が発売されてから数日がたった。
事務所の方針もあって、俺からファンに向けて発言する事は出来ない。事務所からは「知人」という事だけ発表された。
もちろんネットは大炎上。真実はどうであれ信じる人もいれば、信じない人もいる。
世間にあれこれ思われてもしょうがない。ただ、ファンの皆に嫌な思いをさせてしまったのは本当に申し訳なくて…。二人になった時点で帰ればよかった。
そんな中バラエティー番組の特番で収録に向かった。特に慧の態度は変わらない。時折悲しそな表情をする事があったけど、家でも普通だし、そこまで気にしていなかった。
収録の空き時間、喉が渇いたから少し離れたお気に入りのコーヒーがある自動販売機まで行く。
「涼介くん！？こんな所で会えるなんて嬉しい！」
「成瀬さん…。」
他の番組の収録に来ていたらしく、俺に声をかけてくる。誰かに見られたらどーすんだよ。
「週刊誌、驚いたね。私は書かれてる事が事実になってもいいなって思ってるよ？」
またあの上目遣いで見上げてくる。あざと…。
「何言ってるの。そろそろ俺、戻らなきゃいけないから、ごめんね。」
その場を立ち去ろうとすると腕を掴まれた。
「何すんだよ」って言おうとした瞬間、背伸びをした彼女が俺にキスをした…。
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白猫黒猫(プロフ) - はるさん» コメントありがとうございます！ただ今仕事が忙しくてこちらは休憩中です。落ち着いたら再開予定です(*´∀`)♪ (2017年6月21日 12時) (
レス) id: 7345b776ef (このIDを非表示/違反報告)
はる - こちらは、終わってしまったんでしょうか？ (2017年6月17日 14時) (レス) id: 6ba0f6d573 (このIDを非表示/違反報告)
白猫黒猫(プロフ) - ぱるむさん» 了解です(^-^ゞお話、考えてみますね♪ (2017年4月30日 21時) (レス) id: 7345b776ef (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ(プロフ) - 女の子の設定はおまかせで！じゃダメですかね← 正直何歳でも萌えますww (2017年4月28日 14時) (レス) id: 545a4e44e6 (このIDを非表示/違反報告)
白猫黒猫(プロフ) - ぱるむさん» コメント&ご提案ありがとうございます！女の子の設定何歳位がいいですかね？こうやってお声頂けると頑張れます♪ありがとうございます(*´∀`) (2017年4月26日 15時) (レス) id: 7345b776ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白猫黒猫
| 作成日時：2017年4月11日 14時
