ゼフィランサス(ym × in )

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涼介君の家を出て、光に電話をかける。

「もしもし、こんな朝からどうしたの？」

『光！昨日なんで俺の事置いてったの！？おかけで涼介君にすごい迷惑かけちゃったじゃん。飲み過ぎてたら止めてよ！』

光に責任転嫁して怒る俺。

「俺はもうやめときなって止めたんだよ？いのおちゃんが勝手に飲んだんでしょ。まぁ、可愛いいのおちゃんの事見せたかったしいいかなって(笑)それに、山田君なら信用できると思ったんだ。実際、泊まったのに何もされてないでしょ？」

『うっ…そうだけど…。』

「俺、もう仕事だからきるよー。」ﾌﾟｰﾌﾟｰﾌﾟｰ。

光め…。

確かに涼介君は何もしてこなかった。今回も、前にスキー場で同じ部屋に泊まった時も。

涼介君は、からかって俺の手を触ったり、頭撫でたりしてくるけど、一定のラインは越えてこない。それだけでﾄﾞｷﾄﾞｷしちゃうんだけど。
でも最近思っちゃうんだ…もっと触って欲しいって。

あの事があって以来、人に触られるのが嫌いだ。特に男の人には恐怖心と嫌悪感が出てしまう。
だから自分がこんな気持ちになるなんて思ってもみなかった。

好きの気持ちがドンドン溢れてくる…。

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