NINETY-THREE ページ44
「A様がお帰りになられるのを今か今かとお待ちしておりました!!」
『えっと‥ごめんなさい‥貴女は？』
困った顔で眉を下げたA
ポ「ゴホッ、挨拶を忘れているぞ」
ポチの咳払いとフォローに彼女は慌てて頭を下げた
「も！申し訳ございません!!私、A様専属メイド ドッペルゲンガー族のエミリーと申します」
ポ「A様、今後何かございましたらこのエミリーに何でも申し付け下さい」
戸惑うAだったが、笑顔のポチとエミリーを前に
『えっと‥よろしくお願いします』
と言って微笑んだ
ポ「ヴァロン様は？」
エ「それが、まだお仕事からお戻りになられていないんです」
ポ「そうですか、ならA様をお部屋までお連れして下さい」
エ「はい！」
ポ「A様、長旅でさぞかしお疲れでしょう。少しお部屋で休まれて下さい
ヴァロン様が戻られましたら、お部屋までお声がけいたします」
ポチと別れて、エミリーに先導されて場内の長い廊下を暫歩くと綺麗な白い扉の前に立った
エ「こちらがA様のお部屋でございます」
エミリーが扉を開けるとそこはとても広々とした部屋だった
中央に天蓋付きのベッドに、大きなドレッサーや化粧台
白い家具達にクリーム色のシーツやレース
『凄い…お姫様の部屋みたい！』
エ「ふふｗA様はヴァロン様の奥方様になられるお方ですもの！本当のお姫様ですよｗ」
『！…そっか…そうだったね』
どこか悲しそうな表情をするAに不思議そうに首をかしげたエミリー
エ「A様、お休みになられる前に湯浴みなされますか？」
『お風呂?うん！入りたいなｗ』
エ「かしこまりました!ｗ」
ニッコリと微笑んだAに嬉しそうな表情を浮かべたエミリーがいそいそとお風呂の準備をはじめた
Aはベッドに腰掛けると深いため息を吐いた
(ベジータパパ‥大丈夫かな…皆…何も言わなかった事‥怒ってるかな)
瞳を閉じると
白いマントが風になびく背の高い彼の後姿が脳裏に浮かんだ
(ピッコロさん…貴方の命が危機に晒されるくらいなら…私は嫌われても構いません‥)
グッと下唇を噛み締め、片頬をひつ筋の涙が流れた
エ「A様？」
『！』
ハッと目を開くと、タオルを抱えたエミリーが心配そうにこちらを見ていた
エ「泣いておられるのですか？」
ゴシゴシと目元を拭った
『うーうん！欠伸したら涙が出ちゃっただけだよ！』
にこっと微笑んだAをみて、エミリーもぎこちなく微笑んだ
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NoA(プロフ) - 星猫さん» 有難う御座いますﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ更新さくさくできる様に頑張ります☆ (2020年2月8日 0時) (
レス) id: 2133b2cea6 (このIDを非表示/違反報告)
NoA(プロフ) - 春空さん» 有難う御座います(*´д｀*)実はそうです!笑。本サイトだと章ごとのUPなので結構次の章の半ばまでは書けているのですが完成していなくて更新できてませんがこちらは小出しできるので小出し更新していくつもりです(*´▽｀*)エネルギー頂いたので私も更新頑張ります!!! (2020年2月8日 0時) (レス) id: 2133b2cea6 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 続編おめでとうございます！！ (2020年2月7日 7時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
春空 - 続編おめでとうございます！！、本サイトでまだ書かれてない話しまで行きそうだと思うと続きがとっても楽しみにしてます！！。 (2020年2月7日 0時) (レス) id: 6a918ace52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NoA | 作成日時：2020年2月7日 0時
