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EIGTHY-NINE ページ40

父「や、やめてくれーーーーっ!!!」

「そう言うあの子に、お前は何度手をあげた?」


ガッ!!!!


ヴァロンは父親を殴りはじめた、彼がいつもAを殴っていたように

父「ぐあっ!!!」

『やめてっ‥』

「!」


小さく絞り出すAの声を聞いて手を止めるヴァロン

オオカミは弱々しく手を伸ばす彼女に近寄った


『もぅやめて‥ヴァロン…』


オオカミに支えられながら起き上がったA

そんな彼女をみて翼をしまったヴァロン


『お願い‥』


涙をボロボロ流すAにヴァロンも一歩一歩彼女に近づき少しずつ表情が元に戻ろうとしていたが



ザクッ!!!!


ポタッ…ポタっ…


「…?」

『えっ…』


Aの顔にはポタポタと血が飛び散っていた

それはヴァロンの胸を貫いた包丁から流れるものだった…


『ぃ…ゃ…』


包丁を抜かれると口から鮮血が流れガクッと膝をつくヴァロン


『ヴァロン!!!!嫌だ!!!』

Aがヴァロンを腕に抱きとめるとオオカミが父親に飛びかかるも

ガッ!!!!

「キャウン!!!!」

包丁で切りつけられ吹っ飛ばされた

『っーーーー!!!!!』

恐ろしさで声にならない悲鳴をあげるA

ゆらりと近づいてくる父親

父「お前みたいな疫病神は…

産まれてくるべきじゃなかったんだ…」

その父の言葉に口を震わせ涙するA

父「そうだ!この炎だ…お前が焼け死んでも

誰も俺を疑わない!なぁA〜

親孝行だと思って、ココで死んでくれ!な!w」

Aは泣きながらゆっくり首を横に振った

(この人は…もう、お父さんじゃない…)

消防車が近づくサイレンが聞こえる

『貴方はもう…私のお父さんじゃない…

さようなら…』

ガバッ!!!!!

父「なっ!!!!!」

Aが父親に別れの言葉を告げると、瀕死になっていたはずのヴァロンが立ち上がり

グシャッ…

父「ガッ…ガハッ!!!!!…」

ヴァロンの伸びた爪が凶器となり父親の心臓を貫いた

震えながら後ずさった父親はその場で崩れ倒れ動かなくなった


ボロボロと涙を流しながらその光景をみていたA

ヴァロンはゆっくり振り返ると嬉しそうな笑顔を貼り付けていた


「コレで君は自由だ・・・


コレで君は僕のモノだ・・・」


そうヴァロンが言いAに手を伸ばす

Aも手を伸ばしたが

スッ・・・


『「!」』

お互いの手が触れることなく、ヴァロンの手がすり抜けてしまった

「チッ!!!!」

ヴァロンがポチの倒れていた場所をみるとポチの体がスーッと消えてしまった

NINETY→←EIGHTY-EIGHT



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設定タグ:ドラゴンボール , ピッコロ , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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NoA(プロフ) - 星猫さん» 有難う御座います゚(゚´Д`゚)゚更新さくさくできる様に頑張ります☆ (2020年2月8日 0時) (レス) id: 2133b2cea6 (このIDを非表示/違反報告)
NoA(プロフ) - 春空さん» 有難う御座います(*´д`*)実はそうです!笑。本サイトだと章ごとのUPなので結構次の章の半ばまでは書けているのですが完成していなくて更新できてませんがこちらは小出しできるので小出し更新していくつもりです(*´▽`*)エネルギー頂いたので私も更新頑張ります!!! (2020年2月8日 0時) (レス) id: 2133b2cea6 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 続編おめでとうございます!! (2020年2月7日 7時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
春空 - 続編おめでとうございます!!、本サイトでまだ書かれてない話しまで行きそうだと思うと続きがとっても楽しみにしてます!!。 (2020年2月7日 0時) (レス) id: 6a918ace52 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:NoA | 作成日時:2020年2月7日 0時

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