FIFTY-THREE ページ4
『だから…昨日、あの人が現れたのね…』
犬「…はい」
天(あの人？…)
天津飯は話を良く聞こうと体を乗り出したら
パキッ…
犬「誰だっ!!!」
仕方なく姿を現した天津飯
犬「グルルルルッ…」
『天さん!!!』
犬「ガッッ!!!!」
現れた天津飯に敵意むき出しで突然彼に襲い掛かったオオカミ男
天「なっ!!!(早いっ!!!!)」
ガッ!!!
天「クソッ!!!」
オオカミ男は天津飯の右腕に噛み付いた
『っーーー!!やめて!!!』
天津飯は思いっきり腕を振り払い、オオカミ男に攻撃を仕掛けるも男はそれをヒラリと交わして、Aの目の前に降り立ち彼女を守るように天津飯を威嚇した表情で睨みあげていた
『やめて!!もう、やめて!!!お願いだから!!!
あの人はお友達なの…お願い…』
Aが男を背後から抱きしめると男は怒りが俊足に納まるように表情が柔らかいものへと変わった、それに驚いた天津飯は様子を窺いながら自らのシャツを一部破き、それを右腕に巻きつけた
犬「申し訳御座いません…Aさま…」
男が落ち着いたところでAは天津飯に走り寄った
『天さん!!!天さん！ごめんなさいっ!!!こんなっ!!』
天津飯の腕をみて涙するA
天「いや、このくらい平気だ…それより・・アイツは誰なんだ？」
天津飯はキッと男を見る
『あの子は…私の、お友達なんです…』
天「友達？・・」
悲しそうに涙するAに天津飯は困惑した表情を浮かべた
犬「Aさま…明日の夜迎えに参ります…」
『明日、迎えに？…それって…』
犬「はい、こちらのお友達とお会いできる最後の日となります」
天「何！？どういう事だ！！」
サッとAを自分の後ろに隠す天津飯
犬「わかってらっしゃいますよね、A様？
もしも貴女様が来る事を拒めば…その時は・・」
Aはギュッと天津飯の服の袖を掴んだ
『えぇ…わかってる…』
天「A!?」
Aの返答を聞いた男はペコリと頭を下げると霧のように消えた
男がいなくなるとAは崩れるように地べたにへばり付いた
天「A…」
震えて泣きじゃくり、嗚咽を漏らすAを腕の中に納め優しく背中を擦れば
『言わ、ないで…っく』
天「？」
『この事は…ひっく…誰にも言わないでっ』
天「しかし！」
『ピッコロさんだけには…絶対に…言わないで…』
天「…」
辛そうにして泣きじゃくりつつ、懇願する彼女に、天津飯はただただ抱きしめてやる事しかできなかった…
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NoA(プロフ) - 星猫さん» 有難う御座いますﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ更新さくさくできる様に頑張ります☆ (2020年2月8日 0時) (
レス) id: 2133b2cea6 (このIDを非表示/違反報告)
NoA(プロフ) - 春空さん» 有難う御座います(*´д｀*)実はそうです!笑。本サイトだと章ごとのUPなので結構次の章の半ばまでは書けているのですが完成していなくて更新できてませんがこちらは小出しできるので小出し更新していくつもりです(*´▽｀*)エネルギー頂いたので私も更新頑張ります!!! (2020年2月8日 0時) (レス) id: 2133b2cea6 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 続編おめでとうございます！！ (2020年2月7日 7時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
春空 - 続編おめでとうございます！！、本サイトでまだ書かれてない話しまで行きそうだと思うと続きがとっても楽しみにしてます！！。 (2020年2月7日 0時) (レス) id: 6a918ace52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NoA | 作成日時：2020年2月7日 0時
