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SEVENTY-NINE ページ30

『ごめんなさいっ…ごめんなさいっ…』


Aは横たわるベジータの側で彼の手を握ってボロボロ泣いていた

ベジータはポチにやられ体がピクリとも動かなかった


べ「くっそっ!」


ポ「A様…そろそろ…」


後ろに立つポチにそう促されAは立ち上がりそうになったが


ぎゅ…


べ「行くなっ…」

『ベジータさんっ…』


ベジータに手を握られ、Aは下唇を噛んだ


べ「ピッコロの奴にっ、嘘をついたままっ!行くつもりかっ?!」

『!…ベジータさん』

べ「お前もっアイツが好きなんじゃ、ないっのか?!」


自分の手を掴むベジータの手の上からまた自分の手を重ねたA


『はい…とっても、とっても好きです…大好きです…』

べ「ならっ!」

『だから行くんです‥向こうにも‥

私と同じ気持ちのまま…ずっと待たせてた人がいるから…


待たせた分、幸せにしてあげないと…』


そう言ってニッコリ微笑むAにベジータが目を丸くさせた


べ「おまえっ!」

『今までありがとう、ベジータさん‥

そして…本当にごめんなさい…


さようなら‥私の漫画界のお父さん… ちゅっ…』


Aはベジータの頬にキスを落とすと、緩んだ彼の手をすり抜けて馬車に乗り込んだ


ポ「A様、こちらをお飲み下さい」

『コレは何?』


ポチの手には金平糖の様なものが乗っかっていた


ポ「こちらはA様が亜空間でも身体に影響を及ぼすのを防いでくれる薬となります」


それを口に入れるとそのまま飲み込んだ

その姿を確認したポチは御者台に腰掛けると轡を引いた、すると馬の姿もない馬車がゆっくりと動き出した




Aは背後の窓からドンドン遠くなるベジータをみていたが‥

直ぐに真っ暗な空間へと飲み込まれていった


真っ暗な空間の中で馬車に取り付けられていたランターンの明かりだけが辺りを照らしていた、静かな空間に馬のヒヅメの音だけが響く


Aは首からぶら下げていたペンダントをグッと握り締めた








(さようなら…ピッコロさん…)











デ「!!!…Aさんの気が!!!」


デンデの声にハッとし、意識してAの気を探ったピッコロと天津飯は彼女の気が段々弱くなっていくのを感じた

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設定タグ:ドラゴンボール , ピッコロ , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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NoA(プロフ) - 星猫さん» 有難う御座います゚(゚´Д`゚)゚更新さくさくできる様に頑張ります☆ (2020年2月8日 0時) (レス) id: 2133b2cea6 (このIDを非表示/違反報告)
NoA(プロフ) - 春空さん» 有難う御座います(*´д`*)実はそうです!笑。本サイトだと章ごとのUPなので結構次の章の半ばまでは書けているのですが完成していなくて更新できてませんがこちらは小出しできるので小出し更新していくつもりです(*´▽`*)エネルギー頂いたので私も更新頑張ります!!! (2020年2月8日 0時) (レス) id: 2133b2cea6 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 続編おめでとうございます!! (2020年2月7日 7時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
春空 - 続編おめでとうございます!!、本サイトでまだ書かれてない話しまで行きそうだと思うと続きがとっても楽しみにしてます!!。 (2020年2月7日 0時) (レス) id: 6a918ace52 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:NoA | 作成日時:2020年2月7日 0時

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