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SEVENTY-FOUR ページ25

『お話って、何ですか?』

「あぁ…その、だな…」


ピッコロは少しばかり息を大きく吸い込むと


「こんな時に言うのも…ベタだと思われるかも知れんが…

お前にどうしても伝えたい事があってな」

『 ! (ピッコロさん…もしかして…本当に…)』


照れくさそうに言葉を紡ぎ出すピッコロ


「俺にこんな感情があったのには、正直俺自信驚いた…


俺は、お前が側にいると、胸がざわついたり、


お前が誰か他の男といるとイライラしちまったり…


それでも、お前が俺の側で笑ってると、


安らかな気持ちになるんだ…」


ピッコロの言葉一つ、一つに、自分への想いを感じたAは

震える下唇をグッと噛み締めた


『(ダメ…ダメ…この先を聞いちゃったらっ!!!)』


「A、俺はお前の事がっ


『やめて!!!』


!!!?」


ピッコロの言葉を遮るよううにAは大声で叫んだ


そんな彼女に驚いた顔をするピッコロ


『変な冗談は、やめて下さい!』


そう言うとピッコロに背を向けたA


「ち、違うんだ!俺は冗談なんかではなくだな‥」

『‥気持ち悪い‥』


Aの発した言葉に、耳を疑ったピッコロ


『本気だなんて、言わないで下さいね‥現実世界の人間である私が、漫画の世界の、しかも地球人でもない‥ナメック星人なんかと‥』


唖然とするピッコロは何も言えずにいた、自分の目の前にいるのは本当にあのAなのか?


様子のおかしい彼女に悪いと思いつつも、心を覗いたピッコロ


《『アニメキャラに告白されるて、本当にあり得ない、しかも選りに選ってピッコロさんからだなんて…

仕方なく一緒に行動してただけなのに、それを私が好きだとか勘違いしたのかな?

本当気持ち悪い…


せめて告白されるなら、ピッコロさんより天さんの方がずっと良いのに!』》


「!、くっ…」


ピッコロは聞こえたAの心の声にグッと自分の胸を抑えた


「お前の気持ちは、良くわかった‥」

『!、…』


どこか怒ったピッコロの声に肩を震わすA


カコッ…


 グシャッ…


何かが潰れる音に、Aが振り返ると


Aと背を向けたピッコロの間に、小さなプレゼント箱がグシャリと潰れていた


それはどこか、2人の関係を表している様で…


「もう…お前には二度近づきはしないから…安心しろ…」


それだけ言うとピッコロはそのまま何処かへ飛んで行ってしまった


彼の姿が見えなくなると、


Aは糸の切れた人形の様にその場に座り込んだ

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設定タグ:ドラゴンボール , ピッコロ , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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NoA(プロフ) - 星猫さん» 有難う御座います゚(゚´Д`゚)゚更新さくさくできる様に頑張ります☆ (2020年2月8日 0時) (レス) id: 2133b2cea6 (このIDを非表示/違反報告)
NoA(プロフ) - 春空さん» 有難う御座います(*´д`*)実はそうです!笑。本サイトだと章ごとのUPなので結構次の章の半ばまでは書けているのですが完成していなくて更新できてませんがこちらは小出しできるので小出し更新していくつもりです(*´▽`*)エネルギー頂いたので私も更新頑張ります!!! (2020年2月8日 0時) (レス) id: 2133b2cea6 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 続編おめでとうございます!! (2020年2月7日 7時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
春空 - 続編おめでとうございます!!、本サイトでまだ書かれてない話しまで行きそうだと思うと続きがとっても楽しみにしてます!!。 (2020年2月7日 0時) (レス) id: 6a918ace52 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:NoA | 作成日時:2020年2月7日 0時

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