SEVENTY-ONE ページ22
彼らに見られない様にAが目の端を擦ると、笑顔で振り向いた
『どうしたの?w』
マ「あのね!」
天「A姉ちゃんココア作って〜!」
『ココア?』
ト「そう!暖かい飲み物が飲みたいのに暖かいのがお茶しか用意してないんだよ〜」
『そっか!わかった!直ぐ作るから待っててくれる?』
「「「やったーーー!!!w」」」
子供達はそれだけ要求するとまた走り去って行ってしまった
『ピッコロさん!私ちょっとココア作ってきますね!』
そう言って神殿内に向かおうとしたAに
「A!」
『はい?』
ピッコロは彼女を咄嗟に呼び止めた、振り向いたAはキョトンとした顔をした
一歩だけ彼女に近づいたピッコロは懐の中にある物を少し握り締めると、意を決した表情をした
「その用が済んだら…大切な話がある‥
だから‥その、だな…
裏にある噴水の所で、2人で話したいんだが…」
ピッコロの真剣な眼差しにAは心拍数が上がっているのを感じていた
『わかりました‥じゃあ…悟天ちゃん達にココアを淹れたら、裏の噴水に行きますね!』
Aは恥ずかしそうに笑うとそのまま神殿内へ駆けて行った
:
(ピッコロさんの話しって何だろう…)
Aはキッチンで手際良くココアを淹れながら先程のピッコロを脳内でプレイバックしていた
昼間のピッコロの発言を思い出す
(『俺のAにベタベタするなっ!!!』って…
ピッコロさんが…もし私と同じ気持ちだったら…
そうしたら、私!!!)
「A様」
名前を呼ばれてビクッ!!とAが肩を震わす
恐る恐る振り返れば
「お迎えに上がりました、A様」
『…っ』
そこにはオオカミ人間の姿のポチが立っていたAが振り向くと彼は一度深くお辞儀をした
『ポチちゃん、やっぱり私っ!』
ポ「A様…あなた様のお気持ちはわかっております…あのナメック星人の事ですね?」
『!!!』
自分の目をじっと見つめてくるポチはどこか悲しそうで、少し怖い表情をしていた
ポ「もし、A様がおいでになる事を拒めば…
“あの方”はお怒りになるでしょう
そうなった時…あの方は直ぐにでも此方に訪れるでしょう…そうなってしまったら、私にはとてもお止めする事ができません」
そう言うポチに段々と顔が青ざめていく
ポ「後は…A様が良く、ご存知でしょう」
両腕をギュッと抱きしめたAは一筋の涙をはらりと流した
『そうだったね…』
「A!」
34人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
NoA(プロフ) - 星猫さん» 有難う御座います゚(゚´Д`゚)゚更新さくさくできる様に頑張ります☆ (2020年2月8日 0時) (レス) id: 2133b2cea6 (このIDを非表示/違反報告)
NoA(プロフ) - 春空さん» 有難う御座います(*´д`*)実はそうです!笑。本サイトだと章ごとのUPなので結構次の章の半ばまでは書けているのですが完成していなくて更新できてませんがこちらは小出しできるので小出し更新していくつもりです(*´▽`*)エネルギー頂いたので私も更新頑張ります!!! (2020年2月8日 0時) (レス) id: 2133b2cea6 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 続編おめでとうございます!! (2020年2月7日 7時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
春空 - 続編おめでとうございます!!、本サイトでまだ書かれてない話しまで行きそうだと思うと続きがとっても楽しみにしてます!!。 (2020年2月7日 0時) (レス) id: 6a918ace52 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:NoA | 作成日時:2020年2月7日 0時