SIXTY ページ11
ガチャ…
「!…随分遅かったな…A?大丈夫か?」
要約部屋に戻ってきたAはどこか様子がおかしかった
『少し…疲れちゃいました…』
そう弱々しく笑うAの頭をそっと撫でたピッコロ
「一日中動きまわったからな…寝るか?…」
『はい…』
寝室に入ると、ピッタリと組み敷かれていた布団
ピッコロは左端すれすれに身体を滑り込ませた、Aも静かに右側の布団に身体を滑り込ませれば、ピッコロをじっとみた
彼は何も言う事なく唯々天井をみつめていた
『ねぇ‥ピッコロさん?』
「なっ!なんだ!?」
Aの方を見ずに答える
『もう少し…傍に行っていいですか?』
「//////べ、別に構わんが…」
彼の返答を聞いてモゾモゾとAは動けば、彼の隣にピッタリと寄り添った
ピッコロは心臓がバクバクと脈打ち出し、顔が赤いのがバレないようにまっすぐ天井だけをみつめていた
『ピッコロさん‥ブルマちゃんがね、明日帰ったら早めのクリスマスパーティーをしようって…』
「クリスマスパーティーだと?…アイツも好きだなー」
そう笑うピッコロ
『ねぇピッコロさん…もし、本当にサンタさんがいたら…何をお願いします?』
「サンタ?…あぁ、赤服のジジィの事か…」
一度悟飯が小さい時に読んだ本に出てきた事を思い出す
「さぁな…お前は何を願うんだ?…」
『…時間…かな?…』
「時間?」
ピッコロは隣に寝そべるAを見下ろした
小さく丸まって自分にピッタリ寄り添うA
『デンデちゃんとお喋りしたり、ポポさんと料理を作ったり、
トランクスちゃんや悟天くんと隠れんぼや鬼ごっこしたり、
ブルマちゃんやベジータさん達とこうして旅行したり、
一緒にご飯を食べて、笑ったり…』
「A?」
静かに涙を流すA、ピッコロはそんな彼女をそっと抱き寄せた
『貴方と‥こうしてる時間が…
もっと欲しいの…』
「(そんな事、サンタの奴に願わんでも叶えてやる)」
そんな恥ずかしいセリフを言う事ができず、ピッコロは唯々その小さな体を強く抱きしめた
心の中に少しの不安を感じながら…
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NoA(プロフ) - 星猫さん» 有難う御座います゚(゚´Д`゚)゚更新さくさくできる様に頑張ります☆ (2020年2月8日 0時) (レス) id: 2133b2cea6 (このIDを非表示/違反報告)
NoA(プロフ) - 春空さん» 有難う御座います(*´д`*)実はそうです!笑。本サイトだと章ごとのUPなので結構次の章の半ばまでは書けているのですが完成していなくて更新できてませんがこちらは小出しできるので小出し更新していくつもりです(*´▽`*)エネルギー頂いたので私も更新頑張ります!!! (2020年2月8日 0時) (レス) id: 2133b2cea6 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 続編おめでとうございます!! (2020年2月7日 7時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
春空 - 続編おめでとうございます!!、本サイトでまだ書かれてない話しまで行きそうだと思うと続きがとっても楽しみにしてます!!。 (2020年2月7日 0時) (レス) id: 6a918ace52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:NoA | 作成日時:2020年2月7日 0時