爆豪くんのプレゼント ページ18
ちょっとだけ未来設定
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side.Bakugo
うっかり誕生日なんぞバラしたのがまずかった。クソ髪やしょうゆ顔がなんで当日に言うのかとうるせェし、ぶどう頭とアホ面がなんか画策してやがるし。
明日にはいくらか鎮火してんだろう、こんな日は部屋に籠って過ごすに限る。そんなことを考えながらAを引き寄せようとすれば、スカッと空を切る手。
「……アァ？」
「ごめーんバクゴー、あんたの彼女ちょい借りるねー！」
「は？！てっめ黒目！」
「夜には返すから！行くぞ2-A女子！」
「おー！」
「え、ちょ、あー！？」
……Aは女どもに半ば浚われるようなかたちで連れていかれ、教室に残ったのは野郎ばかり。オイコラてめェら憐れんだ目で見んじゃねえ！
苛立ちを腹に抱えて自室に戻る。チッ、今日はあいつを一晩中腕ン中に縛りつける予定だったってのに……余計なことしやがって。今度から頼まれてもゼッテェ勉強教えてやんねーからなクソ黒目……！
バックを乱雑に置いてルームウェアに着替え、ベッドに身体を投げ出す。期待してたぶん落胆がデカイ。
「……寝るか」
まさか、ひとりで床につくはめになるとは。はぁ、Aの肌の匂いが恋しいし、首もとの柔らけーとこ噛みつくの、癖になったせいで歯が疼く。
「……はやく帰ってこいよ、ばかA」
俺の、うでのなかに。スマホに保存した笑顔を抱き締めて、きつく目をつぶった。せめて夢でだけは、あいつに触れていられたらと願いながら。
不意に響いたノックの音で目が覚める。時刻は19時ちょっと過ぎ。なんだ夕飯でもできたんか……今夜はそこまで食欲ねーわ、無視するか。
再び瞼を下ろし微睡みと戯れていれば、ノックはだんだん激しく喧しくなっていく。…クソが！誰だ空気読めねぇ奴は！爆破すんぞ！ぶり返す怒りをこめてドアを開ける。
にまにまと笑う黒目と丸顔、アホ面にぶどう頭。…嫌な予感しかしねぇわ。
「はいバクゴーハピバー！プレゼント持ってきたよほーい！」
「ぴゃー！？」
「は？…は！？」
後ろの女どもがぽーいと投げたものを反射的に受け止めれば、それは赤いリボンをチョーカーのように巻いて頬を染める愛しい女。……据え膳か？俺に喰えと？いつも声が煩ェって苦情をぶん投げてくるくせに？
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日陰 - この作品のコメント欄の人達可愛い……あまり二次創作は好きじゃ無くてギャグにも興味無かったけど暇潰しで見たら好きになりました……… 追伸 緑讐可愛すぎか… (2018年10月10日 14時) (
レス) id: 03ab5a0e13 (このIDを非表示/違反報告)
暁ステラ - 四方津さん» 突然すみません。洸讐か物讐か上讐か鉄讐をお願いします…！多くてすみません。(2回目) (2018年5月26日 19時) (レス) id: 7a37a058f5 (このIDを非表示/違反報告)
響 - 環讐が良すぎるです← (2018年5月25日 21時) (レス) id: d68b519933 (このIDを非表示/違反報告)
睡眠不足(プロフ) - 環讐がっ……環讐が尊い……！！ (2018年5月23日 3時) (レス) id: 58c227735d (このIDを非表示/違反報告)
宮垣 - てつ讐を楽しみに読み始めたはずが、気づいたら環讐沼にはまっていた…どっちも捨てがたい! (2018年5月19日 14時) (レス) id: e5668725a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四方津 | 作成日時：2018年1月23日 13時
