あんたなんていらん。【∞/赤】

◆２４ ページ25

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A｢あのね、あのっ…ヨリを戻したっていうか…｣


って、それだけ言うたら
何を察したんか


『え？まさか、行為中？きゃあ♪ごめんっ』


お前は女子か。というツッコミはおいといて。
サラッと"行為"とか言わんといてほしいな。



あと、絶対謝る気ないやろ。


A｢あのねぇ、忠義…。｣

『あ！帰って来たら話聞かせt…──』ﾌﾞﾁｯ


A｢え？｣


急にケータイを取り上げられたと思ったら、通話終了ボタンを押された。


びっくりしてすばるを見たら


す｢ごめんっ…｣


と、そう言いながらしゃがみこんだ。



す｢他の男と話してるだけで嫌とか最悪やん。俺。｣


照れた顔を両手で隠して。
俺が散々やってきたことやのに。と付け足した。




A｢…すばるになら束縛されてもいいよ。｣


だって、それだけ愛してくれてるってことやろ？

なにせ、人間不信で男経験のなかった私は
なにが普通でなにが普通じゃないのかよくわからへん。



でも、まぁそれでもいいねん。


す｢もう一回戦する？｣


A｢しません。｣


すばるが隣におるだけで幸せやから。

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