【ハイキュー】涙の跡に気づいてよ【岩泉一】

涙の跡…4 ページ4

岩泉先輩と二人で帰れる日がくるなんて









夢のような状況だ









ネズミーランドにいるよりも









ずっとずっと楽しい









いつもの帰り道よりも









ずっと









ずっと









楽しいんだ









岩泉「…って聞いてんのか？」









貴方「ふふっ。聞いてますよー」









そんな風に話掛けてもらえるだけで









私の鼓動は速くなる









私の心は舞い上がる









舞い上がって









舞い上がって









浮かれて









忘れてたんだ









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高田「なんかおかしいと思ったら、用ってそれ？」









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不意に電柱の影から声が聞こえた









それだけで私の鼓動は速くなる









さっきとは違った









そんな鼓動の速さ









高田「岩泉…？だっけ。そいつと帰るのが用事？」









冷たい冷たい言葉









貴方「別に、そうじゃない、けど…」









あまりの恐怖に体が固まる









言葉もぎこちなくなる









まるで私が”浮気”しているようだ









高田「岩泉、そいつ、返してね」









肩を引き寄せられて









まるで自分のものと言わんばかりの行動









怖くて言葉もでない









岩泉「わりぃ。邪魔、だよな。じゃあお先に。」









貴方「…え？先輩？岩泉先輩！」









待って









岩泉「お幸せに、な」









待ってよ









貴方「い、かないで！」









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置いてかないでよッ…

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