【ハイキュー】涙の跡に気づいてよ【岩泉一】

涙の跡…2 ページ2

貴方「お疲れ様でしたー」








そう言えば









及川「お疲れ！Aちゃん！」






花巻「お疲れ〜、鍵は任せろ」









先輩がいろんな声を掛けてくれて






すごく嬉しい気持ちになる









岩泉「お疲れ、A」









岩泉先輩に言われるのは






また一段と私の心を舞い上げる









貴方「…お疲れ様です！！」









たった一言話し掛けてもらっただけ








先輩の眼中に私がいないことくらいわかってる









だけど









私は岩泉先輩のこと、ずっと前から好きなんです









だからそう簡単には









・









・









・









・









・









・









高田「A〜！帰ろっか！」









貴方「…え？」









昨日も









その前も









ずっと前から









毎日、高田先輩は校門で私を待ってる









まるでそれが当たり前のように









まるでそれが









恋人がすることのように









・









・









・









・









・









高田「あれ？どうしたの？」









私が固まれば







先輩は私の背に合わせて腰をかがませて









私の顔を覗き込んでくる









貴方「…今日、は、用があるんで…！」









そんな行動にさえ、身震いを覚える









鳥肌が立って寒気がして









まるで体がそれを拒否するかのように









高田「そっか、じゃあ仕方ないね。じゃあ今日は先帰るよ」









頭をポンポンと撫でられれば








私は嘘の笑顔を作る









だって断れないから









だって









断り方を知らないから

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