3次元なんて聞いてない！【原神】

18 望舒旅館 ページ21

…

魈「…フンッ。」



『あの…魈さn((魈「我に話しかけるな。」』




『では…鍾離((魈「お前が気安く呼んでいい相手ではないぞ。」』






空に涙目な顔を向けるがどうやら私たちに気を使ってパイモンとばかり話しているようだ。






今のその気遣いは私にとって地獄でしかないのだけど！？






再び鍾離をみると、隣から殺気を放ってくる三眼五顕仙人様。




…切実に泣きたい。




こんなことになったのは遡ること1時間前。


…



空「ねぇ、Aに紹介したい人がいるんだけど、今日って空いてる？」




『今日は…うん、空いてる。紹介したい相手って？』




私は手帳を開きながら言った。




空「会ってからの秘密！」




超絶可愛い笑顔で言ってきた空にキュン死しそうになった。




空「それじゃあ望舒旅館で待ち合わせ。待ってるよ。」




『分かった〜…ん？望舒旅館…なんか忘れてるような…』




そして、もやもやしたまま約束の時間になり望舒旅館のテーブル席に座っていた。




少しして空とパイモンともう2人が来た。




そう、三眼五顕仙人の魈と元岩王帝君の鍾離が…




その姿を見た瞬間もやもやしてたものが一気に吹き飛んだ。



そうだった！望舒旅館と言えば魈だ！！





…ん？いや、なんで鍾離氏まできてんの？？？





いや、うん、あの〜…レベル高くない？？私ハッピーセットで頼んでないんだが！？帝君まで呼んでねぇんだわ！！




え？？返品不可ですか？！




この人たちが来ると思っていなかった私の心の中は暴れ馬のように暴走していた。





空「おまたせ。俺が紹介したいって言ってた人はこの人たちだよ。」




空が私の前に来て言う。




鍾離「名はたくさんあるが鍾離と名乗っている。鍾離でも鍾離先生でも好きなように呼んでくれ。」




そう言い一礼する動作は丁寧でとても礼儀正しいかった。




流石だなぁと思い私も自己紹介をした。




だがしかし鍾離と違い礼儀のない腹立つ自己紹介をしてきたやつが1人。




魈「我は魈だ。」




魈はそっぽを向き名前だけを言って椅子に座る。




はぁ？なんだよこのショタ




少しイラッときた私の魈への好感度は半分下がっただろう。




そして冒頭に戻る。

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