10 とりあえず野宿はいやだ ページ12
ウェンティ「ん〜どうしようか、」
『いやどうもこうも、私よりあなたの方がこの世界のこと詳しいでしょ。』
ウェンティ「それがねぇ、君みたいな人初めて会ったから、残念ながら僕は手がかりを持ってないよ。」
そう簡単には元の世界に戻れないらしい。
私は深いため息をついた。
向こうでやり残したことはないけどさ、ほぼ勉学だし。
親には会いたいでしょ。
ウェンティ「君強いよね。泣いたりしないんだ。寂しいでしょ??」
『寂しいけど、泣いても状況が変わるわけじゃないし、…あっ、』
私はひらめいた。
ウェンティ「?」
ウェンティは頭にクエスチョンマークを浮かべている。
『ねぇ、ディルックさん、私に剣術を教えてください。』
ディルック「却下だ。」
秒で断られた。
正直元の世界に帰る手がかりは空くんみたいに旅をするしかないと思う。ていうか行動しないよりした方がいいよね。この世界楽しまなきゃ損だよ。
だけど、わたしはこの通り魔法を使えたり体術ができたり膨大な知識があったりしない。はっきりいってこの世界からしたら虫と同等。グろ耐性も全くない。
だから目の前にいる面倒み良さそうで安全そうなディルックの旦那に剣術を教わって自分の身を守れるくらいの能力が欲しいと思った。
最初は空くんの方がいいかなって思ったけど、主人公だし、めんどくさい事に巻き込まれて私、秒でノックアウト。
『ていうことで、ディルックさんお願いします』
もう一度頭を下げてお願いした。
空「ディルック。Aがここまで言ってるんだし…しかも、俺と一緒でここが何処かわからない状態。つまり違う世界からきたんだ。だからきっと、心細いと思うし、まだこんな女の子((まってくれ。」
空くん…ディルックさん戸惑っちまうよ…
空「なに?」
ディルック「君は、こことは違う世界から来たのか?」
手を顎に添えて考える仕草をするディルック。
私は頷いた。
パイモン「ディルック。こんなか弱い女の子の頼みを断るほど悪いやつじゃないよな。」
パイモンはニヤニヤしながらディルックに言う。
ウェンティ「これで決まりだね。」
ディルックはため息をつきながら
ディルック「仕方ない。衣食住用意しよう。あと剣術もね。」
元の世界への帰る道のりはまだまだ遠いらしい。
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ろんげ(プロフ) - あいさん» ありがとうございます!凄く嬉しいお言葉をありがとうございます!頑張って更新させていただきます! (8月10日 15時) (レス) id: 9925829fa9 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 初コメ失礼します とても文章が読みやすくて面白かったです これからも無理のない範囲で頑張ってください (8月10日 0時) (レス) @page41 id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
ろんげ(プロフ) - スカイチェスさん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです🥺🥺更新がんばります! (2023年4月4日 2時) (レス) id: 9925829fa9 (このIDを非表示/違反報告)
スカイチェス(プロフ) - ノリが良くて面白い作品で一気読みさせてもらいました!更新楽しみに待ってます!! (2023年3月29日 10時) (レス) @page34 id: e9dad7891a (このIDを非表示/違反報告)
ろんげ(プロフ) - こころさん» お久しぶりです!コメントありがとうございますこころさん!更新頑張ります!💪💪 (2023年2月13日 15時) (レス) id: 9925829fa9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:びんた | 作成日時:2022年4月17日 14時