クリームのかわいさ ページ9
*ここから時間軸が一時帰宅後になります*
「雲雀、大丈夫か」
相澤さんが心配そうに声をかけてくれる。
正直、朝からあんなに炎を使うとは思っていなかったので、疲れていると言えば疲れていた。
「別に、大丈夫だけれど」
相澤さんには強がってそう言う。
しかし、あっという間に見破られてしまった。
「強がりはいい」
相澤さんはそう言いながら、私の頭に手刀打ちをする。
これくらいの攻撃は回避できるようにならないと、父さんみたいにはなれないな。
そんなことを思いながら、私は頭に手を当てる。
さっき当てられたところが意外と痛かった。
「強いて言えば少しフラッとする
でも、その程度だからとりあえずは大丈夫...
そういえば相澤さん 今は何時なの」
相澤さんは、本当は無理をしているんじゃないのか、という視線を私に向けながら、
時計を確認した。
「今は...、１２時を少し回ったところだ
移動する時間がどうなっているのかは知らないが、時間軸はそんなに変わらないみたいだな」
私たちが向こうを出発したのは、１１時過ぎくらいだったからそうなるのか。
一時間は誤差の範囲だろうし。移動の時間が一時間かもしれないし。
変わらないと見てもいいだろう。
「相澤さん、向こうで一晩明かしたから、明日は学校だよね」
確認するようにそう聞くと、そうなるだろうな、と相澤さんは答える。
「まあ一応確認しよう
今朝の新聞を見れば日付がわかるだろ」
相澤さんがそう言いながら、玄関の方に新聞を取りに行った。
私はクリームの匣を開匣する。
首輪をつけてあげたいから。
...嫌がったりするのだろうか。
そんな心配をしながら、クリームに首輪を見せた。
「これを君の首につけたいんだ
いいかな？」
そう尋ねると、クリームは私の指に頭を擦り寄せる。
これは了承のサインだ。
「じゃあ、つけるね
痛かったら、ちゃんと言うんだよ」
一応、忠告をしながら首輪をつける。
クリームには紫色がよく似合っていた。
本人も嫌がることなく、というか嬉しそうにピョコピョコ跳ねている。
私のクリームはやっぱりかわいい。
相澤さんがリビングのテーブルについて、日付は同じだ、と言っているのが聞こえなくなるほど、
私はクリームのかわいさに見とれていた。
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鈴蘭(プロフ) - フユキさん» 大丈夫です！普通にかっこいいですし、謝るほどでもないですよ。描いてくださっただけで嬉しいです。 (2018年8月23日 23時) (
レス) id: f42ad491f0 (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - 鈴蘭さん» 完全に戦闘シーン描きたくてかけなかったやつです…あとpixivスケッチというやつで描いたので解像度すごく低いです。すいません！ (2018年8月23日 22時) (レス) id: e79ac6a0b2 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭(プロフ) - フユキさん» うわぁ、ありがとうございます！イメ画なんてもらったの初めてで、とても嬉しいです。本当にありがとうございます！！ (2018年8月23日 22時) (レス) id: f42ad491f0 (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - イメ画勝手に描いてしまいました…。良かったらどうぞ。イメージと違ったらすみません。 (2018年8月23日 22時) (レス) id: e79ac6a0b2 (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - http://uranai.nosv.org/img/user/data/a/5/a/a5af04a97252e4243ddecd53cdadb1c8.jpeg (2018年8月23日 22時) (レス) id: e79ac6a0b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴蘭 | 作成日時：2018年8月12日 11時
