真面目 ページ30
「雲雀くん、今朝はずいぶん早いじゃないか」
座りながら想い出に浸っていると、真面目少年である飯田が声をあげた。
ちょうど教室に入ったらいつも遅い私がいたから驚いているんだろう。
それにしても始業の１５分前に来るなんて、どれだけ真面目なんだ。
飯田は鞄を机の上に置くと私の席に近づいてくる。
何を言ってくるつもりだろう？
「いつもはギリギリに来ているのにいい心変わりじゃないか
明日からも雄英生としての自覚を持ち、５分前行動を心がけよう！」
ガッツポーズまでつけて飯田はそう言った。
...真面目すぎ。
「飯田、なんで私がそんなこと言われなきゃいけないの？
君には関係ないことだし、関わってこなくていいよ」
これ以上飯田に何か言われるのは面倒くさいと考えた私は強めに突き放す。
しかし飯田は懲りずに「だが、」と口を開こうとする。
「私には私のペースがある
君のペースは私に合わない」
引き下がらない飯田にもっともらしいことを言ってみると、効果があったようで、
「確かにそうだな...
考えが足りなくてすまなかった
雲雀くんは君自身のペースで雄英生らしくなろうとしていたんだな
押し付けるようなことを言ってしまったな」
簡単に引き下がってくれた。
「別にいい」
そう言って話を切り上げると、飯田は自分の席に戻っていった。
ふう、ああいうタイプの人間はあまり得意じゃない。
飯田は真面目なだけなんだろうけれど、ぐいぐい来る人は苦手だ。
後から教室に来た人に「おはよう！」と声をかける飯田を見ながら、そんなことを思った。
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鈴蘭(プロフ) - フユキさん» 大丈夫です！普通にかっこいいですし、謝るほどでもないですよ。描いてくださっただけで嬉しいです。 (2018年8月23日 23時) (
レス) id: f42ad491f0 (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - 鈴蘭さん» 完全に戦闘シーン描きたくてかけなかったやつです…あとpixivスケッチというやつで描いたので解像度すごく低いです。すいません！ (2018年8月23日 22時) (レス) id: e79ac6a0b2 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭(プロフ) - フユキさん» うわぁ、ありがとうございます！イメ画なんてもらったの初めてで、とても嬉しいです。本当にありがとうございます！！ (2018年8月23日 22時) (レス) id: f42ad491f0 (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - イメ画勝手に描いてしまいました…。良かったらどうぞ。イメージと違ったらすみません。 (2018年8月23日 22時) (レス) id: e79ac6a0b2 (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - http://uranai.nosv.org/img/user/data/a/5/a/a5af04a97252e4243ddecd53cdadb1c8.jpeg (2018年8月23日 22時) (レス) id: e79ac6a0b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴蘭 | 作成日時：2018年8月12日 11時
