一時帰宅 その３ ページ2
父さんに着いていって、部屋にはいる。
久しぶりの父さんの部屋だ。
相澤さんは入るのをためらっていたけれど、父さんに入ってと言われて入ってきた。
なんでためらったんだろう、と思うけれど、恐らく相澤さんは気を使ってくれたんだろう。
相澤さんには事情を話してたから。
「そういえばA 匣兵器は気に入ってくれたかい」
座布団の上に座ると、父さんがそう切り出してきた。
「うん クリームって名前をつけて可愛がっています」
私がそう答えると、父さんは「そう、いい名前をつけてあげたね」と言ってくれた。
その言葉だけで、名前を一生懸命考えてよかったと思える。
普段はあまり浮かべない、笑顔が自然と顔に浮かぶ。
「雲雀、誉めてほしいことがあるっていつも言っていたが、今言わなくていいのか」
横から相澤さんが声をかけてきた。
確かに、父さんに報告したいことはたくさんある。
でも、相澤さんがいる前であまり子供っぽいところは見られたくない。
先生だから。
「今はいい ちょっと見てほしい物があるから」
相澤さんにそう言って、私は首からチェーンを取り出す。
リングを通している、いつものチェーンだ。
そこから、相澤さんにもらったリングをとって、父さんに手渡す。
「これは、あっちで作られた雲のリングです
相澤さんの知り合いが作ってくれたらしくて、ちゃんと雲の炎が出るんです」
父さんはリングをじっくり観察する。
「いいんじゃない
これ、僕が見る限りだけどＡランクと同じくらいの物だと思う
向こうの技術も侮れないね」
そう言いながら、私の手にリングを戻す。
このリングのランクが高かったことに驚いてしまう。
今まで、適当にチェーンに通していたけれど、これからは扱いに気を付けよう。
私はひっそり、心の中でそう決意した。
私が決意したとき、部屋の中に草壁さんが入ってきた。
「失礼します、恭さん準備が整いました」
それを聞いた父さんは立ち上がった。
準備が整った？ なんの準備が整ったんだろう。
「A、久しぶりにどれだけ強くなったか見せてもらうよ
あなたはせっかく並盛に来たんだから色々観光するといい
案内はそこの草壁に任せてあるから」
そう言って歩き出す父さんの背を追いかける。
「並盛は面白いとこだから、相澤さんも楽しめると思う」
相澤さんにそう言い残して、私は前を歩く父さんの横に並んだ。
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鈴蘭(プロフ) - フユキさん» 大丈夫です！普通にかっこいいですし、謝るほどでもないですよ。描いてくださっただけで嬉しいです。 (2018年8月23日 23時) (
レス) id: f42ad491f0 (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - 鈴蘭さん» 完全に戦闘シーン描きたくてかけなかったやつです…あとpixivスケッチというやつで描いたので解像度すごく低いです。すいません！ (2018年8月23日 22時) (レス) id: e79ac6a0b2 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭(プロフ) - フユキさん» うわぁ、ありがとうございます！イメ画なんてもらったの初めてで、とても嬉しいです。本当にありがとうございます！！ (2018年8月23日 22時) (レス) id: f42ad491f0 (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - イメ画勝手に描いてしまいました…。良かったらどうぞ。イメージと違ったらすみません。 (2018年8月23日 22時) (レス) id: e79ac6a0b2 (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - http://uranai.nosv.org/img/user/data/a/5/a/a5af04a97252e4243ddecd53cdadb1c8.jpeg (2018年8月23日 22時) (レス) id: e79ac6a0b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴蘭 | 作成日時：2018年8月12日 11時
