天才ハッカーのヒーローアカデミア5 (ページ28)

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転生217 ページ28

あ...

オールマイト先生は私を見ると、「マズイ」という表情になった。

恐らく、私も同じような表情をしているだろう。

オールマイト先生の秘密を私も知ってるとか言えない。

いずは私のこと言ってないと思うし、どうしよう...？

「星屋少女!?

　緑谷少年と爆豪少年だけではなかったのか...」

オールマイト先生は、かっちゃんが負い目を感じていることを知ってたんだろう。

だから話をしようと思ったんだろうけど...

私もいたのは予想外だったんだろう。お互い気まずいから戻りませんか。

なんて言えたら、楽なんだろうけど。先生に向かってそんなこと言えない。

そうだ、相澤先生のとこいこう。そう言えば、この気まずさから脱出できる...はずだ。

「あの、私、相澤先生のとこ行ってます...ね？」

遠慮がちにそう提案すると、オールマイト先生は頷いた。

よし、相澤先生のとこいこう。

オールマイト先生がかっちゃんに何を言うのか、気になるけどしょうがない。

私は相澤先生の部屋へ向かった。

「相澤先生

　オールマイト先生がここは任せていいと言ったので

　事情を説明しに来ました」

ドアをノックしながら言うと、相澤先生が出てきた。

「あぁ星屋か

　俺の部屋に入れるわけにはいかないから救護室に行くぞ

　オールマイトさんにもそこに連れてくるように言っといたから

　そこで話を聞く方が合理的だ」

そう言って歩き出した。先生は歩くのが速いから、遅れないようにしないといけない。

救護室に着くと、椅子に座るように促される。

「まず、先に手を出したのはどっちかわかるか？」

座った瞬間に質問をされた。

先生は時間に無駄がないなぁ。

「かっちゃんです

　いずは止めようとしてたけど、聞いてないようでした

　かっちゃんの言葉を聞いてから、いずも応戦するようになって、

　最終的にはお互いに攻撃し会う激しい喧嘩になってましたよ」

私は起きたことを簡潔にまとめて先生に話す。

相澤先生は私の言葉を聞くとゆっくり「そうか...」と呟いた。

多分今罰を考えていると思う。どんな処分が下るんだろう？

「星屋話してくれてありがとうな

　もう戻ってもいいが、どうする？」

処分の内容と、いず達の様子が気になるから残っとこう。

相澤先生にそう言うと、「わかった」と言われたから、パソコンを構って待っていよう。

数分後ボロボロの二人とオールマイト先生が入ってきた。