【3年A組】私と君 (ページ7)

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6限目･怯えページ7

隼人「さっきから訳分からねぇ事ばっか言いやがって!!」

隼人が怒鳴りながら先生の方へ進めば手を掴まれている私も引っ張られる訳で

「やめなって」と手を引いて止めようとすると、邪魔すんなと言わんばかりに振りほどかれた。

隼人「さっさとドア開けろ!!」

と殴りかかるが簡単に教卓に押し付けられた。

隼人「……いってぇ」

柊「こんなもの持ってきちゃダメだろ。
没収だ。」

隼人のポケットからナイフを奪う。

香帆「ぶっきーってざこキャラじゃなかったんだ…。」

光多達が反撃をしても全く歯が立たない。

柊「こう見えても昔はアクション俳優を目指していたんだ。」

そう言った先生に

隼人「調子に乗ってんじゃねぇ！」

もう一度襲いかかる。

が、床に倒され馬乗りにされる。

柊「調子に乗っているのは……」

冷たい先生の声。

隼人のナイフを振り上げる。

「嘘でしょ……！

やめて！！！！」グサッ

柊「お前の方だろ。」

背筋がヒヤッとした。

柊「どうやらまだ状況が呑み込めていないようだな。」

先生が離れたすきに隼人に駆け寄る。

「ケガは…？」

隼人「ねぇよ。」

「そう……良かった。(ﾎﾞｿｯ)」

私は何に焦っているの？

何に怯えているの？

隼人が刺されそうになった時、すごく怖かった。

私は、クラスメイトなんて興味ない。

……でも誰かが傷つく姿は見たくない。