【呪術廻戦】 呪詛師の方の五条 【男主】

普通 ページ18

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『はい、弱い』


彼は深くため息を着くと、下を見やった。
そこには息を切らして延びている先程の3人が居る。
1人は人かは怪しいが。

結局悟に難癖を付けられ、両者乗り気ではないまま手合わせは始まった。

面倒臭いから3人纏めてこいと明らかに舐められた発言をされて少なくとも気分が下がった3人は一斉に攻撃し始める。
それをいとも簡単に倒し、彼は手応えなしと残念な表情をしている。


『右から雑魚、雑魚、雑魚。自分の真価を発揮してない』
「さっきからダメ出しばかりしやがって、もっと具体的な改善法を教えろよ！」


他2人もそうだそうだと騒ぎ立てる。
その様子に彼はうげ、と端整なその顔を歪めた。


『少し力を加えればいけるだろ、そこに何をどうしろとかない』
「っコイツ…！！」


彼は才能マンである。
彼らが難しいと言ったことは彼にとっては【当たり前】であり、息をするのと同様。

息をどうやってするのか、と聞かれて直ぐに答えられないように彼も具体的な改善法と言われても答えられないのである。

それを否が応でも理解した禪院は更に下がった気分をどうしようかと悩み、眉間をピクピクとさせていた。
それを2人が気持ちは分かるけど、と慌てて宥める。

異様な光景を任務から帰ってきた悟は見て、暫く彼に指導を任せるのは辞めようと思いつつ、軽やかな足取りで彼等に絡みに行った。


夜蛾に怒られる5分前。

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