【呪術廻戦】 呪詛師の方の五条 【男主】

再会 ページ11

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｢…？なんも来ねぇけど｣
｢…待て。あの男、誰だ？｣



巻き込まれると虎杖は東堂に止められたが、何も起きないのを疑問に感じて言葉を零す。

東堂は先程まで悟が居た位置に見知らぬ男が立っているのを見つけた。
根本にある男の唯ならぬ呪力、存在感に密かに冷や汗を垂らす。


『…アレ？特級呪霊の真ん前で茈打ったんじゃないの？いや、アレは範囲が広過ぎるから違うか』


んー、気配に頼らずやるってのは難しいわ、やめよと大きい独り言を男は紡いでいく。
虎杖はその容姿と声に既視感を感じ、やがて小さく声を漏らした。


｢…お前、あん時の！｣
『ん？あ、宿儺飼ってる子！コーラちゃんと飲んだ？』


アレ炭酸抜いたけど、美味しかった？と地味な嫌がらせを暴露しながら手を振る彼。
お陰様で、すっげぇ不味かったわと口を引き攣らせながらも警戒は緩めない虎杖。


あまりに対照的過ぎるのと、あの両面宿儺を飼うなんて表現にする彼に東堂が？を浮かべていた。


『スグルの話ではここで会うはずだったんだけど、＿＿＿＿＿ま、今から会うしいっか！』







＿＿＿＿＿【術式反転｢赫｣】





＿＿＿＿＿＿【術式反転｢璆喰戯｣】






『感動の再会が殺意と愛情タップリの攻撃とか、お兄ちゃん悲しいなぁ？』
｢…どうせ無効化するんだから愛情だけだろ｣


確かに！とケラケラ笑う彼にそれに相対してギラギラと目を光らせ睨む悟。


2人の放つ圧倒的な存在感と圧力に他の誰も介入出来ずにいた。




(前みたいにお兄ちゃんって呼んでもいいんだよ？)
(1度も呼んだことねぇよ)

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