隣人さんとそのお友達 (ページ9)

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また今日もいつもと変わりない一日が始まる

仕事の支度をし玄関にたつ

よしっ、今日も一日頑張ろう

そう意気込みドアを開けると丁度隣のドアも開いた

「ふぁ〜」と大きなあくびし出てきた

中からは「樹行くの〜？」と女の声

樹「俺仕事行くから帰っとけよ」

スウェットにサンダル姿で眠そうに目を擦る

その格好で仕事、！？

なんて思っていると

パチッと目が合う

私は『おはようございます』と軽く会釈をし

スタスタ歩く

その後ろをあの男もついて歩く

下に行くエレベーターを押し待つ

この時間がなによりも苦手

樹「おはよ、今日も頑張ってね仕事」

彼氏かよっ！なんてツッコミたい気持ちを抑えて

『頑張ります』と一言

今日は他の方もエレベーターを使っているようで遅い。

「あ、てかさ」
なんて私の肩に手をまわすチャラ男

彼女に見られたら殺されると思い

『あ、』

と距離を置く

樹「なに〜もしかして男慣れしてないタイプ？」

なんて私をからかうかのように笑う

『違います！彼女さんいるのに、距離保ってください』

このチャラ男が良くても私は怖いんだから！と心で叫ぶ

少しの間沈黙が続いた

するとチャラ男は

樹「彼女、？」

お前何言ってんの？と言いたそうな顔をしてこっちを見てくる