枕が７個 ページ7
「おはよ」
「おはよう」
この前、会話をしたといっても、僕たちの関係は特に変わることはない。
挨拶を交わした僕らは、それ以外は今までと何ら変わりなかった。
まぁ、僕が寝てしまうからだけど。
でも、挨拶をするようになって気づいたことがある。
電車を乗るときにも彼女の顔を見ることは出来たってこと。
今まで気づかなかったのは、お互いわざわざ目を合わせたりしなかったから。
電車に乗ってきた僕を見てはにかんでくれる彼女に、僕の口角も自然と上がった。
ー
ーー
そんな関係が変わらないまま数日、
「あ、あのね！」
既に眠気に襲われてウトウトしていた僕に彼女が勢いよく話しかけてきた。
「...何？」
今まで声をかけられることなんて全然無かったから顔には出してないけど結構驚いた。
眠気もふっとぶ。
ごそごそと自分のバックを探る彼女。
あった、といって出してきたのは、
「これ、昨日落としていったよ」
「！」
僕の生徒手帳。
落としたのすら気づいていなかった。
よかった、拾ってくれたのが彼女で。
「…ありがと」
「どういたしまして。月島君」
「!!......僕の名前…」
僕の名前を呼んで、いたずらっぽく笑う彼女。
自分で呼んでおいてちょっと照れてるのが可愛くて。
くそ、この頬っぺたをつまんでやりたい。
「手帳に書いてあったから。ごめんね、勝手に見ちゃった」
見ちゃった、ってちょっと申し訳なさそうに笑う彼女に勝手に自分の頬も緩む。
「いや、しょうがないと思うし、いいけど」
というか、別に見られたことに対しては何とも思ってない。
誰のか確かめるためにはしょうがないだろうし。
そうじゃなくて、
「君は？」
「え？」
「君の名前」
僕だけ名前を知られているとか、納得がいかない。
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レンレン - めっちゃ良かったです！ 私もあんな恋してみたい笑 (2018年1月4日 23時) (
レス) id: 85ddf4b118 (このIDを非表示/違反報告)
UNO - 月島君めっちゃ格好いい！しかも可愛い！ (2015年8月15日 11時) (レス) id: e7cf931261 (このIDを非表示/違反報告)
凪奈(プロフ) - やばいいいいい！ツッキーかっこよすぎ！アルマジロウさん天才すぎです！ (2015年1月7日 17時) (レス) id: acad482a4b (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロウ(プロフ) - 桜並木さん» お待たせしました！更新がんばります！まず前のやつ直してからだけど笑 (2015年1月7日 16時) (レス) id: 9158ed522c (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロウ(プロフ) - リーゲールーさん» 遅くなってすいません！コメントありがとうございます！ (2015年1月7日 7時) (レス) id: 9158ed522c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スダ x他1人 | 作成日時：2014年11月24日 7時
