番外編2 デート編 ページ33
デート当日。
彼女に早く会いたくて待ち合わせの２０分前に到着してしまった。
そしてその５分後に彼女到着。
既にいる僕に驚いていた。
それでも嬉しそうに駆け寄ってくるから、僕はもうにやけるしかない。
「月島くんの私服始めてみた」
「そういえば、制服でばっか会っていたね」
というか、ちゃんとしたデートは初。
服もちゃんと選んだつもり。
「か、かっこいいですね」
「可愛いですね」
「…っ」
「ほら行こ」
予定通りラーメンを食べに行くため歩きだした僕ら。
歩いていると、手の甲があたって。
そのたびに、彼女がびくってして赤くなるのを横目で見て笑ってしまう。
可愛いなあ、もう。
「手、繋ぎたい？」
僕の顔はニヤニヤしているだろう。
繋ぎたいのは僕なのに。
「！......つ、繋ぎたい！」
「そんな大きい声で言わなくても。…はい、いいよ」
「…じゃあ失礼します」
「ふっ、なにそれ」
彼女がおずおずと触ってくるから、僕たちは指先からちょっとずつ触れ合って、そっと指を絡めた。
はじめて繋いだ彼女の手は僕の手より一回りも小さいし、柔らかくて、女の子だなあ、なんて思った。
.
ラーメン屋に入ると彼女の分の券も買う。
君はパイナップルラーメンでしょ？
僕は普通のでいいや。
彼女のことだから、絶対自分の分のお金は払うって言ってくると思って、僕も絶対受け取らないって思っていたんだけど、気づいたら服のポケットに入っていた。
くそ。
出てきたパイナップルラーメンは、本当にパイナップルが入っていた。
「甘そうだね」
甘いものは好きだけど、これはどうなんだろう。
でも隣で美味しそうに食べるから、ちょっと食べてみたくなってくる。
結局、彼女のを少しもらって食べてみたら結構美味しかったから、今度山口でも誘って食べに来よう。
「さて、食べ終わったけど、これからどうする？」
ラーメンしか予定を立てていなかったから、これからやることがない。
「デートといえば、遊園地、動物園、映画...」
「今からだし映画かな。何か映画見たいのある？」
「うーん特には。月島くんは？」
「無いな」
映画は却下。
二人揃って淡白だね。
「そうだ、うち来る？ゲームとか色々あるよ！」
「え…」
ねぇ、彼氏を家にあげるってどういう状況かわかってる？
どうなっても知らないよ？
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レンレン - めっちゃ良かったです！ 私もあんな恋してみたい笑 (2018年1月4日 23時) (
レス) id: 85ddf4b118 (このIDを非表示/違反報告)
UNO - 月島君めっちゃ格好いい！しかも可愛い！ (2015年8月15日 11時) (レス) id: e7cf931261 (このIDを非表示/違反報告)
凪奈(プロフ) - やばいいいいい！ツッキーかっこよすぎ！アルマジロウさん天才すぎです！ (2015年1月7日 17時) (レス) id: acad482a4b (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロウ(プロフ) - 桜並木さん» お待たせしました！更新がんばります！まず前のやつ直してからだけど笑 (2015年1月7日 16時) (レス) id: 9158ed522c (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロウ(プロフ) - リーゲールーさん» 遅くなってすいません！コメントありがとうございます！ (2015年1月7日 7時) (レス) id: 9158ed522c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スダ x他1人 | 作成日時：2014年11月24日 7時
