枕が4個 ページ4
そんな常に変わらない生活を送っていたある日。
その日もまた僕はいつもと同じようにその子の隣に座った。
「ふぁ〜…」
あくびをした瞬間、急に押し寄せてくる眠気。
いつものように彼女に寄っ掛かる。
おやすみ。
*
*
*
*
トントン
肩を叩かれた。
ゆっくりと頭が覚醒していく。
熟睡しているのに彼女に起こされるとすぐ起きられるから不思議だ。
ああ、もうついたのか。
「ん......ふぁ」
今日はやけに早い気がする。
まだ寝足りない。
でも降りないと。
「ごめんね」
「え…?」
ごめんね?
それは彼女の口から発せられたもので。
バッと顔をあげる僕。
目なんてすぐに覚めてしまった。
いろんな意味で動揺する。
はじめて聞いた彼女の声にも。
謝られた理由にも。
何がごめんね?
「あれ?」
僕の予想とは違い。まだ駅にはついてなかった。
降りるはずの駅はまだ先だ。
不思議に思った僕は、彼女に目を向けると、
「ここ、どうぞ」
ああ、そういうこと。
彼女が席をたつ。
そこに変わって座るのは
お腹の大きな妊婦さんだった。
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レンレン - めっちゃ良かったです! 私もあんな恋してみたい笑 (2018年1月4日 23時) (レス) id: 85ddf4b118 (このIDを非表示/違反報告)
UNO - 月島君めっちゃ格好いい!しかも可愛い! (2015年8月15日 11時) (レス) id: e7cf931261 (このIDを非表示/違反報告)
凪奈(プロフ) - やばいいいいい!ツッキーかっこよすぎ!アルマジロウさん天才すぎです! (2015年1月7日 17時) (レス) id: acad482a4b (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロウ(プロフ) - 桜並木さん» お待たせしました!更新がんばります!まず前のやつ直してからだけど笑 (2015年1月7日 16時) (レス) id: 9158ed522c (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロウ(プロフ) - リーゲールーさん» 遅くなってすいません!コメントありがとうございます! (2015年1月7日 7時) (レス) id: 9158ed522c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スダ x他1人 | 作成日時:2014年11月24日 7時